2014年5月16日金曜日

HBS インド・ラージギル親会場の始まり

 
僕自身、ドタバタしていて、写真が撮れなかったのだけど、HBSインド・ラージギル親会場の開園式を奉修させていただくことが出来ました。

今回のツアーに、「命がけで参加する」と仰せくださった小林御導師。これほどのご縁はありません。小林御導師にご唱導いただいて、HBSインド・ラージギル親会場がスタートしました。

スタートしたとはいえ、まだまだ、今後何年かかって、このご奉公が実るか分かりません。

茨木日水上人のように、どれだけの苦労が待っているか、分かりません。

海外団参を、絶対に、何としても、ただの観光旅行にはしてはいけないという日博上人の思いをいただいて、踏みしめる大地、世界の各地

その地に暮らす人たちに、本門の御題目さまが届きますように。

インド、仏教復興の御願

本当のご弘通を模索して、この度はここまで。

建設途上の中、清康師や清朋師、良潤師とケネカ、シェーカーたちのご奉公で、村の子どもたち、村長さん、学校の先生たちも来てくださり、盛大にスタートできました。

貧しくて、鉛筆1本、ノート1冊しか持っていない子どもたち。

それを、大切に、大切に、使っている子どもたち。

しかも、学校に行けている子どもは幸せで、この村でも、3分の1の子どもたちはお家のお手伝いなどで学校にも行けていません。

複雑な事情を、村の人たちと手に手を取って、考えながら、僕たちに出来ることを、この聖地インド・ラージギルで始めるのです。

ただ、お金を寄付するだけでもなく、井戸を掘って水を与えるだけでもない。

もちろん、井戸からの水もお使いいただきたい。でも、それ以上に、子どもたちにお勉強が出来る機会、少しでも英語が出来たら、商売の、将来の、可能性は、格段に広がるのだから

そして、それだけでもダメだから、やっぱり、やっぱり、ここで説かれた仏陀の教えを、その素敵なアイデアを、もう一度、伝えたい。

もう一度、と言っても、彼らにとっては、初めてかもしれませんが。

この場所は、インドは、歴代の王たちも仏教を信奉し、紀元前3世紀から7世紀、9世紀までは、仏教によって統治されていた、仏教国だったのだから、今はすっかりヒンドゥーしかないけれど、もう一度、仏教を伝えたいと思うのです。

子どもたちに。

子どもたちには、まず、御題目という誰でも唱えられるマントラを通じて、現証の御利益を感じてもらいたい。

日本、ブラジル、スリランカ、そしてインドのみんなで、御題目の大合唱が出来ました。

インドの子どもたちは、いつものとおり、拍手をしながら、御題目をお唱えするのだけど、みんな、これまでの清康師や清朋師のご奉公で、しっかりお唱え出来ていました。

その姿を見ていただいて、感動のあまり、涙を流してくださった方々。

小林御導師も。ほんとうに、ありがとうございます。

また、ブラジル教区や、団参の参加者の方々から、あらためて、たくさんのご有志をお預かりいたしました。

さらに、しっかりと、思いを込めて、実のある形、御法さまのご本意に適うご奉公によって、浄財を使わせていただき、みなさんのご信心、皆さんの想いに、報いたいと思います。

夕方、小林御導師が、もう一度、夕陽の沈む時に、霊鷲山の法座に上りたいと仰せくださり、随行させていただきました。

夜明けの時にお参りしたことはありますが、夕陽は初めての体験でした。

沈む夕陽に向かって、御題目をお唱えさせていただきました。

淡く消えてゆく月。

昇る太陽。

沈む太陽。

そして、また闇夜を照らす月。

すべてを、法華経の説かれた場所で、体験させていただけるなんて。

しかも、新たなスタートの日に。

開園式の日に。

法華経の如来神力品に刻まれた仏陀のお言葉。

〝日月の光明の能く諸の幽冥を除くが如く、斯の人世間に行じて能く衆生の闇を滅し、無量の菩薩をして畢竟して一乗に住せしめん。

是の故に智あらん者、此の功徳の利を聞いて、我が滅度の後に於て斯の経を受持すべし。

是の人仏道に於て、決定して疑あることなけん。〟

昼間の気温は、摂氏40度を超えていると思います。

でも、みんな元気で、開園式のご奉公、すべてが終わり、ブッダガヤに到着いたしました。

ちなみに、いま、インドは大変なことになっています。

まさに、今日、いま、大選挙が行われており、インド独立以来、最大の大変化が起ころうとしています。

また、詳細は書きます。

全ては完璧なタイミングで進行しています。

時代では理解できないこともありますが、後で分かるはずです。

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