2014年5月4日日曜日

激励ポスター

現証。

これほど、ありがたい、何より嬉しいことはありません。

みのりの道を歩むのは、簡単ではありません。

時は末法、私たちは三毒強盛の凡夫。

環境も適してない。

周りの人びとも難しい。

自分自身も弱々しい。

だから、とても難しい。

だから、とても厳しい。

しかし、ご信心をさせていただいていると、御法さまが力をくださるのです。

いったい、どうなってるの、うっそー、うわー、すごーい、という、ことがあるの。

もはや、あちら側が書いたシナリオとしか考えられない、凡夫考えの及ばないことが起こるのです。

「現証」という、現前に顕れる証。

これがあるから、ふんばれる。

これがあるから、まよわない。

で、「うわー、はげまされてるなー」ということで、がんばれる。

2日はご奉公の間にJICA横浜まで行き、海外移住資料館の方にご面談いただきました。小さな京都の仏教系ミュージアムが開催する「ブラジルと仏教展」へのご協力の御願い。

ぶらじる丸の写真、その展示が、圧巻でした。

「行け行け同胞海こえて 遠い南米ブラジルに」

出航の時、移民船に向かって歌ったそうです。

憲法のこと、日本のこと、日本人のこと、いろいろなことが語られていますが、この約1世紀のあいだに、海を渡った760,000人の日本人移民と、彼らが異国で磨き上げた「日本人としてのアイデンティティ」から学ぶべきことがあります。

そんなことを思いながら、「サッカー ワールドカップ ブラジル大会開催記念」「ブラジルと仏教展」の資料を作っていました。

そして、今夜は長松寺のお総講、明日は清風寺さまの開筵式へお参詣ということで、新幹線に乗りました。

時間がないので、新幹線の中でもパソコンを開き、資料を取り出して、この資料を作っていたのです。

今回も、そうでした。

「あー、首が凝り、背中が痛い、全く時間がないなー、でもみんな待ってくれているし、資料をつくるぞー」と思っていました。

朝からお助行、面談、お折伏、会議、いろいろと詰まっていて、末法のご奉公は難しい、ほんとうに厳しい、と感じていたところでした。

ワールドカップは近づいてきているし、調べなければならないこと、文章にしなければならないことばかりで。

しかも、新幹線の中でも、現薫師やカメちゃんからメールが届いて、サッカーの団体へのリクエストの確認やら何やらと、追い詰められて(笑)。

でも、現証―。

そうやって狭い座席で資料を作っていると、新幹線の窓際に置いていた切符がパッと落ちてしまいました。

「あっ」と思って見たら、座席と肘掛けの隙間に入ってしまったようです。

「これはいけない」と思って、その隙間に手を入れました。

すると、出て来たのが、大きなサッカーのポスターでした。

めちゃめちゃ、大きい。

思わず、広げて、大笑いしてしまいましたー(笑)!

その選手は、ダヴィド・ルイス・モレイラ・マリーニョ(David Luiz Moreira Marinho)。

チェルシーFCに所属しているブラジル・サンパウロ出身のスター選手です。

裏面はポール・ラビーレ・ポグバ(Paul Labile Pogba)。

ユヴェントスFCに所属するフランス出身の選手。(後で調べたんですけどー)

もう、笑ってしまいました-。

僕、この15年間で、きっと年間60回、全部で1000回近く新幹線に乗ってきたと思うんです。

でも、こんなこと、はじめて。

コインが落ちてしまって、探したことはありました。

そして、そこに落ちていたものなんて、なかったです(確か)。ゴミくらいかなー。

でも、「ブラジルと仏教展」の資料、サッカー・ワールドカップのブラジル大会を記念して開催するこのご奉公の途中で、こういうタイミングで、サッカーのポスターと出会うなんて。

みなさん、あきれてますね。

「こいつ、思い込みが激しい!」と思ってるでしょ(笑)。

でも、本当に、不思議ですよー。

当事者、もう笑うしかなかったんですからー。

この新幹線、乗る直前になって、予約していた29分発の新幹線から、19分発の新幹線に変えたんです。

で、この座席の、この隙間に。

新幹線が違っても、座席が違っても、出会えない出来事。

切符が落ちなかったら通り過ぎるだけの話。

サッカーをネタにしたご奉公でなければ驚かない話。

違うポスターでもいいでしょー。

エッチな週刊誌の切り抜きとか、そんなものの方が、あんな隙間に残しておくには、ぴったりじゃないかなー。

でも、ワールドサッカーダイジェストの、たぶん付録のポスター。

このタイミングで、これです。

でも、全部がつながって、全部が重なって、ジャジャーンと出て来て、大笑いなのです。

僕にとっては、こういう奇跡的なタイミングの出来事は、いつものことですが、御法さまのシナリオ、ご采配、時にお叱り、時に激励と受け止め、それを「現証」といただいて、ご信心を固め、ご信心を前に進めてきました。

佛立魂から、ずっとそうです。

今回は、シリーズ「激励」。

「おいおい、お前、最近、サッカーのことで、何やら資料を作って、ご奉公をしているらしいね。ほらよ。」

そんな感じで、ポンッと見せてくださったサッカーのポスター。

本当に、楽しくなりました。

元気でました。

すべては完璧なタイミングで進行しているのです。

完璧なタイミングなのです。

透きとおって、すべてが見とおせること、見てくださっているということほど、幸せなことはありません。

「がんばんな」

「がんばりや」

ありがたく受け止めましたー。

京都駅からカメちゃんに電話し、ホットな話題を提供(笑)。

そして、長松寺のご宝前でポスターを広げました。ほんとうに、びっくり。

今日の夜のお総講、御法門の前のお話、決定ですー(笑)。

現証が、教えてくださいます。

だから、ありがたいし、だから、時に厳しい。

ありがたい。

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