2014年5月18日日曜日

〝幸せになりなさい〟


花のレリーフ。

悠久の時を超えて、今なお美しい。

無事にサールナートまでたどり着きました。

仏陀が覚りを開かれたのがブッダガヤだとしたら、最初に御法門を説かれた場所は、ここ、サールナート。

だから、お教化のご奉公、教化折伏のご奉公は、この場所から始まりました。

〝その後、この地での御法門を最初として、八万四千回もの御法門を説かれたのだから、大変なことです。私たちが、そうさせていただこうと思ったら、どれほどのご奉公が必要でしょうか

3年前と同じように、一座の法要を勤めさせていただいた後、コレイア師がお話をしてくれました。

そのとおりです。

無限に続くご奉公。

どう説いても、どう向き合っても、どの角度から伝えても、なかなか伝わらない、救われない、分からない、治らない、進めない。

だからこそ、仏陀は、説き続けられた。

僕たちも、同じです。

説いていかねば。

常説法教化。

仏陀を表すあの法輪は、常に法を説いて人びとを教化するという意味なのだから。

まして、上行所伝の御題目さまが、あるのだから。

謗法と、罪障に、負けないように。

いつも言っているように、人は、苦しい顔をして悪所に堕ちていかない。

笑いながら、誇らしげに、楽しそうに、堕ちてゆくものです。

苦しんでいる人の方が、救われる確率が高いものだから。

明日は、4時に起きて、ガンジス川に向かいます。

花のレリーフのように、いつまでも変わらぬ美しさを身につけられるといい。

昨日、ご一緒している元校長先生から、教えていただきました。

生徒たちに伝えてきたこと。

〝お金持ちにならなくてもいい。偉くならなくてもいい。幸せになりなさい。〟

ほんとうに、そのとおりですね。

ありがたいです。

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