2018年1月2日火曜日

ローマ法王の指示













昨夜、元旦の夜、蓑田さまからのメールを読んで驚きました。


「焼き場に立つ少年」の写真、ローマ法王が配布を指示

http://news.livedoor.com/article/detail/14105496/


「(CNN) ローマ法王フランシスコが、長崎原爆投下の被害者の姿をとらえた1945年の写真をカードに印刷して配布するよう指示を出していることが1日までにわかった。カードの裏には、法王の要請により「戦争が生み出したもの」という言葉が記載されている。


この写真は、死亡した弟を背負いながら火葬場で順番を待つ1人の少年の姿をとらえたもの。第2次世界大戦末期に原爆が投下された直後、米海兵隊の従軍カメラマン、ジョー・オダネルさんにより撮影された。


法王は今回、カードの裏に自身の署名とともに「戦争が生み出したもの」という言葉を記載するよう要請した。


写真の内容と由来は短いキャプションにより説明。「幼い少年の悲しみはただ、血のにじんだ唇をかみしめるその身ぶりの中にのみ表現されている」などと記している。


米議会図書館の記録によれば、オダネルさんは4年間をかけて両都市の戦後の様子を記録した。一連の写真は本の形で出版されている。


CNNのバチカン専門家、ジョン・アレン氏は自身のウェブサイトで、「新年を前にこの写真を公開したことで法王の立場に何か実質的なものが付け加わるわけではないが、フランシスコが年末年始の休暇期間中に特定の画像を配布するよう依頼したのは今回が初めてだ。これは法王が、写真のメッセージが今特に重要だと考えていることを示唆している」と述べた。


アレン氏によれば、法王は以前にも核兵器を非難し、紛争が子どもたちにもたらす影響を強調したことがあるという。」


2015年7月、京都佛立ミュージアムは終戦70周年記念特別展示「トランクの中の日本 ~戦争、平和、そして仏教~」を開催しました。


この際、たくさんの方々のお力添えをいただきました。


東京で開催記念の昼食会を開催し、政財界から御縁のある方々が参列くださいました。


裕子さん、伊藤満所顕彰会の上杉さまのお声がけで、日本からローマ法王にお送りする品々の中に、京都佛立ミュージアムの特別企画展のチラシと『トランクの中の日本』を是非とも入れさせていただこう、ということになりました。


その後、丁寧にヴァチカンから御礼状を頂戴したことは、京都佛立ミュージアムの図録に掲載させていただいたとおりです。


もし、今回のローマ法王の動きのきっかけに、私たちのこうした活動があったなら、どれほど尊いことでしょう。


宗教、宗派を超えて、この写真、この少年、この命が、戦争の悲惨さや人間の愚かさを知るきっかけとなり、世界を平和にしようと願う人が一人でも増えたなら、それだけで嬉しく思います。


今回のローマ法王はすごいと思います。


私たちも、もっと頑張らなければならない、と思いました。


ローマ法王にお送りした一冊は、私が終戦70年の記念にこの企画展を開催しようと思い立った、そのきっかけとなった一冊です。


妙深寺の杉崎さんからいただいた、珍しい、青い帯の一冊でした。


その本を、バチカンのローマ法王にお送りさせていただいたのでした。


上杉さま、裕子さまから、献上品の写真を送っていただいていたのを、思い出しました。


本当に、御縁の尊さ、深さを、痛感します。


一つひとつの御縁、一つひとつの動き、心を、これからも大切にしてゆきたいと思います。


お正月から、有難いお知らせでした。


全世界へ平和を呼びかける平和運動のきっかけに、小さな小さな仏教ミュージアム、京都佛立ミュージアムの活動があったとしたら、本当にうれしい。


今年も、たくさんの奇跡を、現証の御利益を感じながら、精一杯ご奉公させていただきたいと思います。


ありがとうございます。

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