昨日19時20分、祖母が亡くなりました。
横浜妙深寺、小田原法正寺の初代ご住職、相模原妙現寺の歴代、大和法深寺の開基、日博上人のご内室、清水初子が、行年99才で、眠るように、寂光へと旅立たれました。
前日に清水御導師よりお電話をいただき、昨日は告別式のご奉公を終えた午後、法深寺に向かいました。
数日前まで笑いながら談笑し、その数時間前まで声に応えていました。
みんなが周りを囲み、ご挨拶することが出来ました。
日博上人が亡くなられた時、おばあちゃんは46才でした。
どれだけ大変なことだったか、想像すら出来ません。
その後、51年間。
ずっと、お看経、お看経の姿、お看経のおばあちゃん、とことんお看経、お看経で乗り越え、乗り越えしてきたおばあちゃん(涙)。
本当に、本物のご信心の姿、ご信心の在り方を教えてくださっていました。
伝説のような存在で、存在そのものがありがたくて、いつでも、いつまでも、いてくださるような安心感がありました。
人間の一生の終わり。
これほどに美しく、穏やかに、迎えられるのかと、つくづく、つくづく、感服いたしました。
スーッと色が白くなってゆく、羽や綿のように軽くなってゆく。
教えていただいているとおりの御姿、お手本のような寂光参拝の御姿でした。
誰もが通る道、誰もが経験しなければならないことですが、果たしてこれほどの臨終を迎えられるかどうか。
本物の本物を教えていただき、やっぱりおばあちゃんのご信心はすごいんだ、お看経なんだ、そうじゃなきゃダメなんだ、と教えていただきました。
素江姉は伏見妙福寺、博子姉は長松寺を守ってくださっています。
いてくださらなければ何もないくらい。
そのルーツにお祖母ちゃんがいました。
清水御導師、伏見の松本御導師、長松寺の野崎淳慧師。
清水清康師、松本現薫師、野崎清翔師、清水法光師、そして私と、孫が5人も佛立教務となりました。
ひ孫も14人?もう数え切れん(汗)。
僕の若い頃など、妙深寺の庫裡に泊まり込んで面倒を見ていただいていたこと、ほんの十数年前まで、そうしてご奉公くださっていました。
先住のご遷化直後、バタバタしていた時も、そうしてご奉公くださっていました。
で、ずっとお看経、見ればお看経、またお看経。
「おばあちゃん、さっき終わったばっかじゃないの?」と聞きたくなるくらい、お看経のおばあちゃんでした。
偉大な、スーパースターのような日博上人のご奉公を支え、僕たちまで継承してくださった。
いま、法深寺の法宅で、眠るようにしておられます。
2月5日お通夜、2月6日10時半より告別式、法深寺の本堂で奉修させていただきます。
99年間のご奉公を終えて、寂光に帰られたその日は長松寿美江の誕生日でした。
これは選べない。
妙不可思議な結びに、感慨深くしています。
昨夜、インドの清翔師とも話をしました。
1月3日、ご挨拶に行き、今生最後になるかもしれないと、清水御導師から言われ、覚悟していました、と。
清朋師と二人でずっとお看経してくれていました。
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