Waiting On the World to Change.
今度の収録ではジョン・メイヤーの「Waiting On the World to Change」という曲を選んでみようと思っています。
世界はまたまた巨大な価値観が衝突しています。オーストラリアの大火災を見るに地球から突きつけられた最後通牒は期限が迫っています。
まさに人類文明の一大分岐点。
多くの方はユヴァル・ノア・ハラリ『サピエンス全史』や『ホモ・デウス』を読んでいないでしょうか。サピエンスという種の強みと弱さ。世界中で起きていることを俯瞰して見ることも必要です。
日本で起きている不可解なことは全て「憲法改正」ということのために起きているように感じます。このことを成すために全て許されているという様相です。
大変動の世の中ですから、憲法の改正を議論することも必要かもしれません。しかし、やはり何かおかしく感じます。
私は幕末史についての本を書きました。結局「尊皇」と「佐幕」や「攘夷」と「開国」という両極端の考えは、振り返れば権力闘争に利用されただけの旗印でした。
あれほど攘夷を叫んでいた勢力は進んで開国を進めたし、宗教的な熱狂で尊皇と神国を叫んでいた者も権力を手にした瞬間から腐敗してゆきました。
坂本龍馬に代表されるほんの少数の者だけが、本当の国の在り方、政体、国家観を、冷静に築こうとしていた。キワモノ本が想像力だけでいくら龍馬を侮辱しても、残された資料を見れば分かることです。
本当は、両極端な旗印に惑わされてはいけないのです。しかし、今は、また、惑わされているし、騙されている。そう思います。
大目標を果たすためと言って、民主主義国家が最低限保証しなければならないことを無視したり、破壊したり、捨て去ってしまったりすれば、幕末維新期と同じように後で取り返しのつかないしっぺ返しが来ます。
いま、ニュースを見るのが怖いくらい、不可解なことが多く気持ち悪くなります。
せめて、毎日の暮らしの中で、スッキリ、リセット、大切ですね。
かといって、目を背けていたり、他人事だと思っていたら、とんでもないことになります。チコちゃんに叱られますね。「ボーっと生きてんじゃねーよ!」と怒鳴られてしまいそうです。
目を開いて、頑張って生きましょう!僕たちの国、僕たちの暮らす世界と地球のことですから。
ハラリ氏が言うようにサピエンスは集団になると「エリートの誰かがやってくれる」と言って、進んで不幸になる種族だそうです。
ですから、「Waiting On the World to Change」は好きな曲だけど、ただ待っていてはいけませんね。
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