『班長さん、ありがとうございます』
平成20年2月1日
ありがとうございます。
今年の寒参詣は大変な盛り上がりです。毎日のように新しい方との出会いがあり、活気に溢れています。
新たに寒参詣に挑戦し、励まれている方。寺報でも紹介されますが、戸塚教区の佐藤さんご一家は、片道二時間をものともせず、進之介君を筆頭に寒参詣に励まれました。つい先日お教化になった上山さんも座間から寒参詣に励んでおられ、感激します。「寒参詣」という佛立宗ならではの修行は、率先して取り組んでこそ喜びが溢れます。「寒参詣にお参りして」と頼み事のような言い方ではなく、こうした方々の喜びの声を、お参詣の喜びや功徳を知らない方に届けたいものです。
寒参詣は、裏方で支えてくださる方々がいればこそご奉公できています。泊まりのご奉公、朝一番のご供養作り、みのり会のご奉公があればこそ、一ヶ月もの長い間も滞りなく美味しいご供養が頂戴できます。特に、今回の寒参詣から最も厳しいご奉公である一ヶ月間の参詣受付に新たな方々がたくさん参加、出仕してくれています。これも有難いことです。こうしたこともあり、昨年に比して、また大きく延べ参詣数も伸びました。
どのようなご奉公でも、「分かっているだろう」と思ってご披露するのではなく、「もう一度、意味を知っていただこう」と丁寧に説明することが大切だと感じます。
昨年末、何度かお正月に御宝前にお供えする「御供米」のご披露をしましたところ、前年に比して50名近くの方が御供米のご奉納をくださったとのこと。このお米は寒参詣に炊かせていただくのですが、ほぼ後半まで御供米だけで買い足すことなく使わせていただけたと、みのり会の幹事長、波多野さんが喜んで報告してくれました。功徳を積んでくださる方が増えるということは、本当に嬉しいことです。最終的に約60キロほど買い足したそうですから、まだまだ御供米の奉納もお勧め出来ます。
今月は門祖会。お参詣にも、ご奉公にも、功徳の積める大チャンスです。いつもとは違うご奉公を心掛けましょう。「工夫」をする中にこそ「功徳」があると思います。そう、「いつものとおり」させていただくということも大切ですが、そうした思いは得てして「惰性」に流されてしまいます。「いつもの人」に「いつもと同じように」と考え、ご奉公する中に、ほんの少しでも工夫して、より有意義なご奉公になるよう、信心が前に進むよう、喜びが溢れるように、話し方、勧め方、内容を変えてみましょう。すぐに手応えが感じられ、有難くなります。
今回の門祖会は、イタリアのご奉公から帰ってきた直後の奉修となります。鮮度の高いご利益談、体験談を、「世界に広がる佛立信心」「時代が求める仏教・佛立宗」という角度から、どのような人にも伝わるように分かりやすく御法門させていただきたいと思います。いつも申しますように、特に、「お寺に対して斜に構えている人」「ご信心に批判的な息子さん、娘さん」にこそお参詣していただきたいと思います。
2月号の寺報には、続々とお教化のお話が掲載されています。本当に有難い限りで、自分のためだけではなく、他の人のためを思うご信心の真髄を実践しておられます。「有難い」と口で言う人はたくさんいます。しかし、本当に心から「有難い」と思える人は少ないものです。あるいは、心に思い、「有難い」と感じる人は多くても、実際の行動に移して生きている人は稀なのです。
行動こそがご信心。修行こそご信心です。喜んで二月のご奉公に励みましょう。
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