昨日か一昨日、ニュースを見ていたら、街頭インタビューで一般の方が素晴らしい言葉を言っておられた。
「選挙には行きます。政治を馬鹿にしてると、政治に馬鹿にされてしまう。だから、行く」
本当に、そのとおりだ。政治を馬鹿にして、「選挙なんて行かない」などと言っていたら、最後には自分が不幸になる。誰のせいにもできない、行かなければならない。
宗教団体も、躍起になって、狂ったように選挙活動や選挙応援のようなことをしている。アメリカのように、宗教団体が政治に大きな影響力を持っているのは間違いない。そういう団体の信者さんは、雨だろうが、なんだろうが、投票所で何時間並ぼうが、投票に行く。私は、一般の人にも、有権者は全員、何があっても投票に行くべきだと思う。
先日、幸福の科学の政見放送を見た。大川氏が、顔を真っ赤にして、叫ぶように演説していた。彼の著作を読んだ中に「ネオ・ジャパニーズ計画」というのがあった。アトランティス大陸が沈んだ時に、エルカンターレたる大川氏を信じていた者は救われたが、信じなかった者は全員海に沈んで滅亡した、だから信じなさい、というものだった。いま、どういう姿勢で、教えで、彼らは政治に出ているのだろうか。立正安国論で明らかにされた筋と混同されては困る。全く次元が違う。オウム真理教も、選挙に出て、社会の反応に絶望して暴走を加速させていったが、どうなるか。
人間とは、悲しいかな、「今」が見えない。実は、「過去」しか見えないと思う。誤解されては困るが、歴史が証明しているとおり、「今」は、権力を持った側の意図が多分に入った情報から判断しなければならなくなる。だから、常に、「真実」は、時が経ってから明らかになる。「歴史が裁く」という言葉の奥には、「今」の不透明性があるだろう。
だから、私は、投票には「今」ではなく、第一に「過去」を見ようと思っている。特に、過去3年間。マニフェストを参考に、過去を裁きたい。今回の次の選挙で、また今日からその日までの「過去」で一票を投じたい。
みんな、それぞれの判断でいいが、とにかく「投票」に行こう。ある時、森元総理が言った「有権者は寝ててもらいたい」という思惑に乗ってはならない。
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