2010年10月21日木曜日

大改修スタート

 妙深寺の玄関ホールのリフォームが今日から始まりました。お参詣の皆さまにはご迷惑をおかけすると思いますが、今月末には完成する予定ですので楽しみにしていただければと思います。
 何度も書きますが、私はリフォーム人生を覚悟しております(汗)。ご弘通に励み、妙深寺の本堂をはじめとして建設された建物を丁寧に護持しながら、次の世代にバトンタッチしたいと思っています。そのために、今回は熟慮に熟慮を重ねまして、念願であった本堂の正面玄関スペースを、改修いたします。
 御総講になるとあふれ出す土足(私の代では下足にしません。エヘン)、申し込み用紙を書くスペースのないカウンター、新しくお参詣された方に不親切で説明不足な受付の周辺、お会式等でお参詣者の行き来が困難な狭い通路、雑然とした教区棚、収納の無さ、お年寄りなどのスロープが無いことなどを解消しようと思っております。
 お金がない分、頭を使うのが佛立宗。トンチとパンチの効いた、佛立アイデアを詰め込んで(笑)、頑張っています。
 横浜市の半額補助をいただいて耐震構造の検査をしていただきましたが、本堂をはじめ他の建物も現在の耐震基準には満たないとの診断。補強工事でも2億円、新築すれば大変な金額がかかります。まだ建築してから40年前後です。今は不可能。
 様々な会議で検討した結果、約20年後に新しい本堂を建てるタイミングが来ると設定し、ご信者の皆さまにご説明することといたしました。ちょうど、本年末で妙深寺の弘通計画(5年ごと)が更新され、同時に建財特別ご有志計画(5年ごと)が更新されます。9月末の評議委員会で新しい建財計画について素案を協議いただき、今年末に発足できることとなりました。
 とにかく、20年後に新本堂の建立があるということです(汗)。次は「千年本堂」にします(笑)。土台から資材、建材、工法、上下水道管、電気敷施設の方法まで、千年は護持できる本堂を建立したいものです。今の鉄筋コンクリートの耐用年数などで本堂を建て替えていると、ご信者さんは人生で何度も新本堂を建てないといけなくなりますから(笑)。
 妙深寺は先住の頃から5年ごとに詳細な計画を作り、法城の護持発展のためのご奉公を呼びかけてゆきます。その長期計画に基づいてご奉公が進められ、変更があった場合はそれに対して説明を重ねます。
 来年から始まる新しい計画は、「新本堂建立」という文言が初めて入ります。20年後とはいえ、少しドキドキします。確実に来ると言われている大地震にも備えて万全を期していきたいと思いますが、とにかく着実にご奉公を進めてゆきたいと思います。
  まず、この本堂正面、階段、床のリフォームがスタートしたことを報告させていただきます。本当に、ここまで長かった(汗)。この正面玄関のリフォームは、実に5年くらいかかっています。浄財を使いますから、一人でも多くの英知、経験や情熱を結集しようと試みました。本当に、ついに、実行なのですね。感慨深い。
 今日から、着々と工事は進んでいくと思います。すでに本堂玄関はガラッと広くなりました。ここから、どんどんお寺の顔が変わっていきます。本堂の外観を変えず、明るさを保ち、スペースを確保しながら、ご弘通に役立つように改修します。高祖会に間に合わせます。
 お楽しみに。

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