2010年10月27日水曜日

贅沢

教務は毎月いくつもの御法門を説かせていただきます。

私の場合、例月15回〜20回、それぞれ御総講と教区御講、横浜と京都で御法門を説かせていただく機会があります。住職ですから、毎月4〜5の御法門を作成させていただかなければなりません。本当に、これは大変なご奉公です(汗)。

「御法門は懐石料理のように説け」とも言われますが、私は「御法門は生もののお料理」と思っています。古い御法門や誰かの御法門を読み上げる、電子レンジで「チン」をしたお料理では良くない。お料理を作られる方々が旬な食材を求めて、それを上手に、毎月、しっかりと、お客さまを思い浮かべながら、大切に献立を考えるように、「生もの」をお出しするようにしなければならないのです。

どうしても時間に追われて、そうした勉強が出来ないことがあります(汗)。そういう時は、本当に申し訳なく思います。毎回毎回、しっかりと御教歌を何度も拝見し直し、その御意を深くいただき、原典や周辺の資料に当たって、推敲を重ねて、御法門を作成できれば、ありがたい。大量生産では、限界がありますが(汗)。

でも、今日は、新聞ライブラリーや、足を伸ばして横浜市立中央図書館にまで行くことが出来ました。最高です。普段からすると本当に贅沢です。ありがとうございます。

いろいろな資料を見つけることが出来ました。もっともっと、深く、開導聖人の御意を拝見してゆきたいと思います。そういう柄ではないのですが、もともと。でも、歩く人のように考え、考える人のように歩きたい。それが、佛立教務道だから。

ご弘通の苦手な勉強家など、佛立ではインチキ。ご弘通に精進しようとすればするほど学びが深くなり、学べば学ぶほど第三下種の教相、第三の御法門が弘通である、口唱折伏の菩薩行である、外に出なければ、ご弘通するしかない、と動き出さずにはおれなくなる。

そういうことで、今日も更けてゆくのでした。

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