2012年4月24日火曜日

完成間近

ほぼ完成に近い「京都佛立ミュージアム」。展示用の柱や台が取り付けられています。常設展エリアも柱と和紙パネル。この柱とパネルを全て背後にある倉庫に撤去すれば巨大なホールになります。限られたスペースを有効に活用しようというトンチとパンチを乃村工藝社さんが考えてくださいました。講演会にも使えますね。

現在、北野天満宮まで年間50万人の観光客が押し寄せています。学問の神さまと信じられているので北野には修学旅行生も多く訪れます。この方々に来ていただけるような展示内容に出来るといいですね。宗名宣揚とか法灯相続とか言っていても、黙っていては佛立宗の良さは分かりませんから。

多くの仏教系ミュージアムでは仏像などを展示しますが、ここではあり得ません。あくまでもそれは信仰の対象ですから、いくらそれが国宝や重要文化財であっても「展示」とはならない。これだけでも「生きた仏教」の在り方を示す事例になります。

ただ、それ以外のものの展示で果たして誰もが訪れる場所になり得るかが問題となるでしょう。だからこそ展示物の切り口やテーマ、内容が最も重要になります。

常に外を見て、しかし確固たるポリシーを失わず、展示してゆくべきでしょう。「幕末・維新の仏教改革者」と呼ばれる開導聖人の存在こそ、万民に知らしめるべき価値があると確信します。

分かっているようで、分かってない。歴史に埋れさせてはならないし、隠れているものを探し出すのが歴史を愛する者の醍醐味でもあります。そういう方が増えているし、多いはず。若者たちにも、知ってもらいたいなー。

あとは、内容です。

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