横浜は、霧雨の朝です。
「きりさめ」という言葉、きれいな響きの言葉ですね。
シトシトと、梅雨らしい。
朝、思い浮かべたことは、
言ってるだけ
やってるだけ
どれもダメということです。
でも、
知ってるだけ
言ってるだけ
やってるだけ
知っていても、行動がともなわなければ。
言っていても、行動がともなわなければ。
やっていても、ハートがなくては。
身体の懈怠もよくありませんが、心の懈怠が一番よくない。
「彼不軽菩薩は初随喜の人」
初心の人、喜びの人。
「日蓮は名字の凡夫なり。」
南無妙法蓮華経、私は御題目におすがりして、我も助かり、彼も助かるご奉公をさせていただく凡夫です、と。
決して曲がらない信念、やわらかい言葉、謙虚な態度。
不軽菩薩のご奉公、お祖師さまのご奉公、私たちの流儀。
初心、喜び、口唱、折伏。
流儀を、間違えてはなりませぬ。
流儀を、忘れては成り立ちませぬ。
「道」とつくものには、流儀が御座います。
「茶道」「華道」「武道」、そして「仏道」。
初心、喜び、口唱、折伏。
ついつい、慣れて、慢心して、態度が横柄になり、言葉がぞんざいになり、外に向かわず、内に閉じこもり、難解なことを知って悦に入り、心も身体も動けなくなってしまうのが、末法の私たちですって。
私たちのご流儀は、簡単そうで、難しいのです。
だから、改良を、第一義にしなければならないとお教えいただきます。
常に、改良、自分のイノベーション、初心へ、喜びへ、口唱へ、折伏、菩薩行へと。
しかし、そこでも、イノベーションを起こさない、起こさせないようでは、ご流儀違いです。
教条主義
権威主義
佛立信心にも、佛立信者にも、全くふさわしくない、最も遠いものですね。
すごく自由で、すごくシンプルで、すごく闊達で、すごく前向きで、すごく明るくて、すごくあたたかくて、すごく熱くて、思いやり、パワフルで、疲れを知らない。
そんな方々が、私たちの先輩におられました。
み仏、不軽菩薩、お祖師さま、門祖さま、開導聖人。
「あなたのように、強くなりたい。」
ブラジルのみんなが茨木日水上人に対して歌っている気持ち、痛いほど分かります。
梅雨の朝。
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