2015年6月27日土曜日

梅雨の朝

横浜は、霧雨の朝です。

「きりさめ」という言葉、きれいな響きの言葉ですね。

シトシトと、梅雨らしい。

朝、思い浮かべたことは、

知ってるだけ

言ってるだけ

やってるだけ

どれもダメということです。

でも、

知ってるだけ

言ってるだけ

やってるだけ

知っていても、行動がともなわなければ。

言っていても、行動がともなわなければ。

やっていても、ハートがなくては。

身体の懈怠もよくありませんが、心の懈怠が一番よくない。

「彼不軽菩薩は初随喜の人」

初心の人、喜びの人。

「日蓮は名字の凡夫なり。」

南無妙法蓮華経、私は御題目におすがりして、我も助かり、彼も助かるご奉公をさせていただく凡夫です、と。

決して曲がらない信念、やわらかい言葉、謙虚な態度。

不軽菩薩のご奉公、お祖師さまのご奉公、私たちの流儀。

初心、喜び、口唱、折伏。

流儀を、間違えてはなりませぬ。

流儀を、忘れては成り立ちませぬ。

「道」とつくものには、流儀が御座います。

「茶道」「華道」「武道」、そして「仏道」。

初心、喜び、口唱、折伏。

ついつい、慣れて、慢心して、態度が横柄になり、言葉がぞんざいになり、外に向かわず、内に閉じこもり、難解なことを知って悦に入り、心も身体も動けなくなってしまうのが、末法の私たちですって。

私たちのご流儀は、簡単そうで、難しいのです。

だから、改良を、第一義にしなければならないとお教えいただきます。

常に、改良、自分のイノベーション、初心へ、喜びへ、口唱へ、折伏、菩薩行へと。

しかし、そこでも、イノベーションを起こさない、起こさせないようでは、ご流儀違いです。

教条主義

権威主義

佛立信心にも、佛立信者にも、全くふさわしくない、最も遠いものですね。

すごく自由で、すごくシンプルで、すごく闊達で、すごく前向きで、すごく明るくて、すごくあたたかくて、すごく熱くて、思いやり、パワフルで、疲れを知らない。

そんな方々が、私たちの先輩におられました。

み仏、不軽菩薩、お祖師さま、門祖さま、開導聖人。

「あなたのように、強くなりたい。」

ブラジルのみんなが茨木日水上人に対して歌っている気持ち、痛いほど分かります。

梅雨の朝。

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