快晴の徳島。
本当に有難いことに、無事、立正寺の開導会を奉修させていただきました。
妙深寺から39名の皆さまにお参詣いただきました。
立正寺は阿波おどり発祥の地に建立されている本門佛立宗のお寺です。
美しい本堂、開導聖人ご真筆御本尊、御眼の大きなお祖師さまのご尊像、金色のご内陣に、大変感動いたしました。
石井御導師とのご縁は、妙深寺でご信心されている柳澤さんご一家とのご縁からお声をお掛けいただきました。
柳澤さんは長野教区になくてはらないご信者さまですが、今から数十年前、大阪に住んでおられた時に、交通事故に遭い、瀕死の重傷を負われたのでした。
当時、まだ、ゆかりさんとかおりさんが、小学生だったとのこと、御導師も若い清風寺のお教務さんだった頃のことです。
朝、石井御導師が気になって柳澤さんの自宅まで行くと、姉妹2人が学校にも行かず玄関にいたそうです。
「お父さんとお母さんはどうした?」
と聞くと、姉妹が、
「寝てる」
と応えたと。
「寝てるじゃないよ。どうしたの?」
聞くところによると、朝お母さんが家から出て前の通りで車にひかれた、身体が痛いので家に帰ってきて、それで寝てる、と言う。
事故を起こした車には、大丈夫と言ったから行ってしまった、とか。
「そんなんじゃ絶対にダメだ。病院に行きなさい」
御導師はそう言って、すぐにお母さんを起こして病院に連れて行った。
案の定、腰の骨を折る重傷で、大変な事故であったことが分かり、
当時のことですから、もし治っても一生車椅子の生活になるとお医者さまから言われて、家族一同目の前が真っ暗になったのです。
しかし、御導師はこんな時こそご信心の出番、お助行だと言い、年の瀬のギリギリまで毎日の詰め助行、連日ご自宅に伺ってご祈願を続けられた。
そして、見事にお正月が明けると、お母さんは退院、立ってお礼のお参詣に来られるまでになったと。
この思い出、このご奉公を、柳澤さんのご家族、一族は、今日まで心の柱、ご信心の柱として、過ごしてこられたのでした。
私は、何度もこのお話をお聞きしました。
すごいご奉公です。
今まで、いろいろな辛いことがあり、ご信心を辞めようと思ってもおかしくないこともありましたが、こうしたご奉公があって、それを柱に、頑張ってこられたのです。
最大の不幸を、最高の幸せにする。
一度の詰め助行が、一生分のご奉公になること。
お助行、つくづく大切です。
今回、私のような若輩が、唐突にも徳島・立正寺のご奉公に伺ったのは、柳澤さんのご縁があって、お声をかけていただいたからでした。
ご恩返しのつもりでご奉公させていただきました。
ありがとうございました。
はるばる横浜から来た私たちのために、立正寺の皆さまが阿波おどりを見せてくださいました。
私たちも一緒に踊らせていただきました。
おもしろーい。
鈴木日樹御導師、小野山日鷲御導師、小野山淳鷲ご住職にもご出座いただき、緊張しました。
これから、随行の清従師と、妙深寺のみなさんと一緒に、四国をグルッと周らせていただきます。
超過密スケジュール(汗)。
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