10年前、スミソニアン博物館に行きました。
ちょうど、終戦60年の年、2005年でした。
広島に、原子力爆弾を落とした「エノラ・ゲイ」の前に立ちました。
その瞬間、米国の誇る、最新鋭の、スミソニアン博物館が、
「バシンッ」
という大きな音とともに、停電になりました。
当時、何か大切なことを感じたかもしれませんが、それでも、やはり分かっていなかったと思います。
数分後でも、1時間後でも、1日後でも、停電のタイミングはいいはず。
しかし、エノラ・ゲイの前に立った瞬間に、電源が落ちるということ。
だから、写真は、フラッシュをたかないと写せなくて、エノラ・ゲイは真っ暗でした。
昨年、8月6日にスリランカのみんなと参列し、今年はヒロシマ・アピールズ・ポスターズ展をさせていただき、これから、このスミソニアン博物館で展示会を拒否された「トランクの中の日本」を題材にした企画展を開催するご因縁。
今年は、この時の停電の意味を思い返して、ご奉公させていただこうと思います。
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