雨の降り続く京都。
昨日は何度も災害警報が議場に鳴り響く宗会でした。
桂川も鴨川も2013年以来の水位まで上昇してしまうのでしょうか。
嵐山の渡月橋はすでに危険な水位まで達しているようです。
先日の地震の影響か、雨漏りの被害も多いと聞いています。
学校も休校、電車も運休。いま聞いたら高速道路も閉鎖されてしまったそうです。
雨に煙る、閑散とした京都。
本当に、激しく降り続いています。
いま、北野の方に来たら、本当に激しく降っています。
どうか、被害が最小限度でありますように。
今朝、3時ごろ考えていたのですが、遠く離れたサンマリノでは、今日も私たちの展示会が開催されていて、たくさんの方々が観覧してくださっていること。
オダネル氏の写真、言葉、ご挨拶、サンフランシスコ講和会議におけるジャヤワルダナ氏の演説、ブッダの言葉、慈悲の祈り、開導聖人のご紹介、そのお姿、さとし絵。
「サンマリノの歴史地区とティターノ山」は2008年に世界遺産へ登録されました。
構成資産の中の「政庁(プップリコ宮殿)」が私たちが写真展をさせていただいているところです。
眠れぬままにGoogleアースを見ていたら毎日見ていたサンマリノの風景が映されていました。
目の前には映画『カリオストロの城』のモデルとなった「サン・レオ」。
心から、京都の小さな仏教ミュージアムが、これほど価値のある場所で、価値ある展示会をさせていただいていることに、感謝しております。
サンマリノ側から連絡があり、大変な好評ということで7月29日まで会期を延長させていただきたいとのことでした。
関係各位と調整の上、一人でも多くの方に見ていただきたいので、そのとおりお願いいたしました。
また、中村大使閣下からもご連絡を頂戴し、7月12日にサンマリノ共和国を訪問くださるとのことでした。
公務ご多忙の中、しかも時間も労力も費やさなければたどり着けないサンマリノまでの遠い道のり、本当に光栄なことです。
私たちは一つ一つのご奉公を積み重ねてゆくしかありません。
真実を真実に行じるシンプルな真実。
自由を愛する国で学ぶ本当の自由。
あらゆるものから「ほどける」ことを「ほとけ」と言い、仏教は「ほどける」ことが目的とも言えます。
生きている尊い目的に気づけたら、何もこわくなく、何もいらない、疲れも感じない、ただただ嬉しくて、楽しくて、仕方ない、と。
開導聖人の御教歌
「たのしみを かへてかしこのまねしたら あほのすること みないやになり」
今まで大切だと思っていたこと、こだわっていたことが変わり、これまで面倒だ、意味がない、無理だ、と思っていたことが楽しくて仕方なくなり。
世界がより良くなるために、生きねば。
激甚災害が増え続ける世の中。
雨の降り続く京都です。
0 件のコメント:
コメントを投稿