2018年7月29日日曜日

旭川寺の開導会
















本日、本門佛立宗の日本最北端の寺院・旭川寺で開導会を奉修させていただきました。


横浜妙深寺からも今朝7時55分のフライトで約40名の大団参を頂戴いたしました。


昨日と今日、台風にもかかわらず無事にフライトできただけでも本当に有難いです。


旭川寺、遣田御導師、奥さまとのご縁、本当にありがたく、学ばせていただくことばかりです。


貴重な機会を頂戴いたしました。


寒暖差50度から60度という過酷な自然環境ですが、この豊かな北海道という大地がなければ日本という国は全く違う姿をしていたと思います。


昨年は明治維新150年で、一昨年は坂本龍馬の没後150年でした。


その晩年、龍馬は蝦夷地への入植と開拓を提唱し、その豊かな大地の発展が如何に日本にとって大切かを説いていました。


アイヌの方々の苦悩の歴史も忘れてはいけませんが、屯田兵をはじめ、入植した方々の苦労も並々ならぬものでした。


坂本家が北海道に移住したことは広く知られていますし、実際函館には北海道坂本龍馬記念館が建立されています。


過ぎた時があまりにも重く、大切で、感慨深く、奉修させていただきました。


明治2年に「北海道」という名が選ばれました。


旭川も屯田兵、兵士たちによって開拓された町です。


この150年の歴史です。


安政4年の京都に発した本門佛立宗は161年間ですが、北海道の各都市に寺院があること、御導師やご信者さまがおられることを思うと、本当に胸が熱くなります。


御導師方、御講師方、ご信者の皆さまの、並々ならぬご奉公があっての、今なのだということを。


超少子高齢化の日本では、何もかも右肩下がりのように言われていますが、つくづくここまで築いてくださってきた「弘通拠点の死守」こそ現在の私たちの命題だと思うのです。


遣田御導師、奥さまのご奉公は本当に学ばせていただくことばかりです。


青い池のすぐ近くにも本門佛立宗のご信者さまがおられて、本当に尊いことだと思いました。


今日は快晴でしたが、横浜よりも、ブラジルよりも、スリランカよりも暑い本堂で、びっちゃびっちゃになりました(笑)。


フェーン現象で新潟でも40度に迫る高温であったとか。


不気味な進路をたどる台風。


被害の無いことを願うばかりです。


昨日、フランスのパリでは暴風と巨大な雹、ギリシャでも、アメリカのカリフォルニアでも、大変な山火事。


北極圏でも30度を超す猛暑。


もう気づかないと、本当にやばいです。


私たちは地球の水循環を劇的に変えてしまっていること。


海から吸い上げられる水蒸気の勢いは、実は大地からも水蒸気を吸い上げているということで、だからこそ大雨は降るけれど、大旱魃も起きるのです。


この激化した地球の水循環が人々の生活を破壊し、多くの命をも奪っています。


結局、心だから、心を何とかしなければ、自然界も何ともならない。


酷暑の北海道で、大きな岐路に立っていることを痛感いたしました。


旭山動物園では暑さのためかユキヒョウが苦しそうに呼吸していました。

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