2018年7月12日木曜日

サンマリノ共和国開催特別企画 プロジェクションマッピング


京都佛立ミュージアム主催「トランクの中の日本、戦争、平和、そして仏教展」サンマリノ共和国開催特別企画 プロジェクションマッピング映像

7月30日、リベルタ広場が赤く染まる夕暮れから始められた「サンマリノ・ニッポンまつり」公式晩餐会は、サンマリノ共和国文化教育省の大臣、外務大臣、平和大臣などが列席し、サンマリノ日本協会関係者など聖・日両国から約200名余りが参加。琴の演奏にはじまり、宮中儀礼のひとつである庖丁式の実演、さらに和太鼓の演奏もあり有意義な文化交流のレセプションが執り行われました。

晩餐会の最後には、サンマリノ大学と当展示のコラボレーションからなるプロジェクションマッピングが国会議事堂をスクリーンに上映されました。映像を担当したサンマリノ大学のリッカルド・バリーニ教授は、西洋から見た東洋、サンマリノから想像した日本を映像で表現したと説明。西洋の要素と東洋の要素が混ざり合っている様を表現し、さらに画像だけではなく音楽においても西洋と東洋の融合を表現したという。楽曲においてもサンマリノらしい楽器と日本らしい楽器の音源を採用、そして水の音を使うことによって交流や平等を表現したいと説明しました。

サンマリノでは異例となる国会議事堂をスクリーンにしたプロジェクションマッピングは説明の通り東西文化の融合と平和へのメッセージに溢れたものでした。上映がはじまると歓声が沸きましたが、焼き場に立つ少年の写真などが映し出された瞬間には会場は祈るように静かになっていました。この長崎で撮影された少年の写真が映し出された後、柿の木が成長してゆくシーンがありました。これは日本からイタリアに送られた柿の木で、しかも長崎で被爆し奇跡的に生き残った柿の木だというのです。長崎の爆心地から約900メートル、長崎市の若草町というところにあった樹齢150年の木を元にしているということでした。その柿の木を再生のシンボルとして、この平和を祈る機会に映し出そうと盛り込んだのだそうです。

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

素晴らしい、「プロジェクションマッピング」超感動です。 本堂のスクリーン上映で、ご信者の皆さんと共に、
この感動を共有できたらと強く思いました。 ありがとうございます。

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