2022年10月30日日曜日

スザノ別院の門出

























モジ・ダス・クルーゼス市(Mogi das Cruzes)はサンパウロ市の40km東にあり、450年の歴史がある古い都市です。富山市や関市が姉妹都市。特に20世紀初頭からコーヒーやバナナ、綿の栽培に来た日系移民の多くが住むようになりました。


本門佛立宗の歴史でもサンパウロの日教寺よりも隆昌寺の歴史は古く、隆昌寺の多くの方々が日教寺の建立に尽力したといいます。


そのモジ・ダス・クルーゼス市から独立したスザノ市。やはり古くから日系の方々が多く住み、ブラジル教区の中心でご奉公いただいている片木さんの故郷もスザノ。姉妹都市は小松市。ブラジルで有名な「あんかけ焼きそば」はスザノが発祥の地だそうです。


このスザノに別院が建立されました。この月曜日にサインをして所在する土地が本門佛立宗の登記となりました。


老若男女、みんなで鈴木御導師をお迎えくださいました。御導師から尊いご指導をいただき、大切なスタートになられたことと随喜いたします。


こちらに所属する何名もの方々から「御法門を聴聞していますよ!」と声をかけていただきました。スザノ別院に限りませんが、コロナ禍を抜けて、完全に世界が近く、距離を超えた関係が成立し、それぞれが密着していることを感じます。


はるか遠く、ブラジルの地で、毎日お参りしている、御法門を聴聞している、という世界。

実際は、古来から黙っている方が、ありがたくない人でもありがたく思われるという鉄則があるので、既得権益の地位についたらボロが出ないように黙っていた方がいいと言われます(笑)。全く佛立らしくないけれど、実際そうです。お御簾の中にいた方が敬われるという人間心理は的を得ているでしょう。

しかし、それでは末法は間に合わない。しかも法華経の修行ではない。禁じられています。不軽菩薩の修行とも違う。如説修行抄とも合わない。どんどん市井に出て、どんどん歩き回り、行ッテ、行ッテ、ご奉公するのが佛立です。


このような恐ろしい世界になることは火を見るより明らかでした。同時に、こうして世界中がつながることも明らかになっていました。


いま、こうして遠くにいる人と人がつながり、心を近づけ、支え合い、励まし合って、ご奉公できる時代になったことを、ありがたく思います。


妙深寺の高祖会でご披露いただいた岡田さんの体験談が爆発的な人気であることも分かりました(笑)!すごい!タイムリー(笑)!感動を超えて、思わず吹き出してしまいました。すごいなぁ。


岡田さんの体験談にはポルトガル語の字幕をつけて、もっともっと多くの方々にご披露したいと言ってくれていました。素晴らしいことです。


スザノ別院へのお参詣、ありがとうございました。


その後、大内さんがホテルに来てくださったり、日教寺のスーパーミドルたちのカラオケ大会に顔を出したり、超濃密なご奉公が展開されて、真夜中となったのでした。


今日はカンピーナスの蓮徳寺の高祖会 併せて創立40周年記念法要。鈴木日樹御導師にご唱導いただきます。よろしくお願いいたします。


ありがとうございます。

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