東北道を、北へ、北へ、走っています。
昨日、本当に穏やかな秋晴れの中、妙深寺の高祖会を奉修させていただくことが出来ました。宗門弘通の責任者、弘通局長・山内日得御導師にご唱導いただきました。本当に、ありがたかったです。
岡山から大勢の皆さまに団参をいただき、数年前からディリーパ良潤師もお世話になっている岡田さまが代表して体験談をご発表くださり、素晴らしい内容にみんなで感激、何はなくとも、素直、バカ正直に、信行ご奉公に気張らせていただく大事を肝に銘じました。ありがとうございます。
山内御導師は古き良き古武士のような、まさに裏表も変化球も、小賢しいことも一切なく、まさに素直に、本当に正直に、ご信心の筋をお教えくださいました。だから、ありがたいです。ありがとうございます。
本当に、ありがたい御会式となりました。山内御導師、奥さま、お嬢さま、岡山からお参詣くださった良聞師、局長さま、岡田さま、ご参詣の皆さまに、心から感謝申し上げます。ありがとうございます。
お参詣いただいた皆さま、特に二日間にわたり妙深寺でご奉公くださった皆さま、心の奥底から大感謝、心震えるほどの真心のご奉公、ありがとうございました。
「いつはりのうき世の中も法の道 これ一筋はまことならなむ」
今日の命を、真実の道を、みんなで力を合わせてご奉公させていただける尊さ、ありがたさ。感じています。さらに功徳を積み重ねて、精進いたしましょう。
クライマックスの御会式と励ましあってきました。大きな山を越えた気持ちですが、やはりここからが大切。住職として、身体をはり、命をかけて、ご奉公させていただきます。
いろいろな意味で、厳しい冬がやってくる。心も、体も、暮らしも、お仕事も、凍てつくような寒さ、厳しさを感じるかもしれません。実際、欧州ではそうなっています。
僕たちは、一分一秒、無駄にできないほど、尊い命をいただいて、今日も、今も、生きています。このことを、心の奥底から感じて、考えて、甲斐ある日々を生きて欲しい。
変な想いに囚われて生きる哀れさ。誰かの人生に依存して生きる虚しさ。迷信やジンクス、キワモノの学説、解説、トリセツ、意味なし。他人の過ごしたYouTubeを見て時間を潰すのも甲斐なし。自分の人生を生きましょう。時間を大切にしましょう。
心地よさや楽しさの中に生きるのも大切ですが、他人事を他人事と割り切って生きているだけでは人間らしくなくなります。それは動物と変わらない。
他人事を他人事にせず、自分のことのように思いやれるから、人間です。生きている間だけ、人間の可能性を追求できる。
せっかく人間に生まれてきたのに、トラップだらけの世界に振り回されて、動物と大差なく、いや人間だから動物より世界中に迷惑をかけてエゴを追求するなんて、もったいないし罪深い。
人間に生まれてきてよかったなぁという境地は、本当に特別、独特のものです。
よく、生まれ変わり、死に変わりの話をしますが、冷徹に真理を語れば、簡単にこれが起こることはありません。功徳次第、生き方次第。気の遠くなるような真っ暗な、孤独な時間を経過しなければ、再会も、再生も、あり得ない。
仏教は、現実主義、いや現在主義。だから、生きている今、まだ生きている今日、何をするか、何ができるか、なのです。
「今生のかげが未来へうつる也」と御教歌くださっているのはそのこと。今、生きている時、この瞬間、この時に、何ができたか、どう生きてるか。
お会式が終わり、妙深寺を出発しました。ハンドルを握り、アクセルを踏み、北へ、北へと向かっています。
今日、青函フェリーで北海道に上陸。10月18日10時、函館 信照寺さまでご奉公させていただけるように準備しております。
心は、旭川。とにかく。
体は道南を巡りながら、今生人界、まだ生きている自分の命を使い、精一杯ご奉公させていただきます。
南無妙法蓮華経ー
ありがとうございます。
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