部屋に入りました。本当に、ホッとしました。無事に着きました。
コロナ禍で大変な影響を受けていると思っていましたが、到着御礼のお看経は本当に大勢の方々がお参りくださっていました。
ご宝前でお看経をさせていただきながら、「帰って参りました」という温かい気持ちになりました。
鈴木御導師のご挨拶では一枚の写真を見せていただきました。コレイア御導師が子どもだった頃の写真です。鈴木御導師がサンパウロ日教寺のご住職だった時、斉藤御導師や高崎御導師は高校生、コレイア御導師は9才か10才だったそうです。
本当にご因縁の深い御導師にブラジルまでお出ましいただけたこと、最幸の機会を与えていただきました。まごころのこもったお迎え、本当にありがとうございます。
今回は、学校を休んででも体験させるべきと考え、次男をブラジルへ連れてきました。彼は知らなくても、深い絆で結ばれたブラジルです。
今から67年前の昭和30年(1955)、彼の曾祖父にあたる日博上人がブラジルでご奉公されました。半世紀前には彼の祖父・松風院日爽上人、父である私も特別なご縁をいただきながらブラジルでご奉公をしてきました。
次男は今日から日教寺に宿泊させていただきます。よろしくお願いいたします。
高祖日蓮大士ご降誕800年を慶讃する素晴らしいデコレーションが日教寺の境内を鮮やかに彩っていました。
もう午前2時になります。ブラジル、サンパウロ日教寺のご宝前で、真里奥さまのご回向を言上していただきました。涙、涙です。言葉が見つかりません。清耀師も目をはらしています。とにかく、毎日が一生分の二度と戻らないかけがえのない一日であることを肝に銘じて、清耀師と共に懸命にご奉公させていただきます。真里奥さまに喜んでいただけるように。真里奥さまに届きますように。南無妙法蓮華経。
ありがとうございます。
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