2023年5月13日土曜日

開化第一の精神


























佛立アンバサダーとして来日、九州から北海道まで約20日間のご奉公をいただいていたコレイア御導師がブラジルへ無事に帰国されました。


本当に、ありがたいです。ついに、本当に、コロナ禍が明け、国内外が一体となったご奉公が再起動しています。


コレイア御導師に出会った方々は、佛立信心の原点に触れ、初心に立ち返ることができたと口を揃えてくださいます。


新・日教寺の建立に向けて貴重極まりない時間を割いて来日くださったことを胸に刻み、むしろ御導師に頼る気持ちを自分を奮い立たせるエネルギーに変えて、ご奉公を実現していただきたいと願うばかりです。それがコレイア御導師の献身的なご奉公に報いる唯一の道です。


先日の御法門でも拝見したとおり「佛立講は開化第一」、「開化第一の精神」を失ってはなりません。見失ってもいけません。


「開化」とは「変化」であり、「変化」とは「進化」です。「退化」や「劣化」、「硬化」や「老化」とは真逆です。


「開化」「進化」の最たるものは人間が菩薩化してゆくことです。それを「教化」と呼び、謗法や罪障から功徳へと導く人のことを「本化」と言います。「本化」とは「日蓮が弟子旦那」のことです。


自分がそこにいて、人に、家族に、集団に、社会に、どんな「化」を与えているか、考えなければなりません。


少なくとも、ポジティブな変化を与えることが本物の仏道修行です。誰かをネガティブに変化させるような人は仏教者でもありません。


体現することこそが仏教であり、頭の中に浮かんでも、心の中に思っていても、ダメです。行動こそ仏教の本質です。


これからも「開化」「変化」「進化」を忘れず、「教化」と「本化」を旗印として、さらに社会化、言語化、国際化、活性化、功徳化、普遍化してゆけるように、精進いたしましょう。


誰かを幸せに、前向きに、ポジティブにしてあげられるのが、自分であること、そうして生きることで自分が幸せになることに気づいた人が本当の仏教者なのです。


ありがとうございます。

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