2012年2月21日火曜日

信で結ばれた循環型社会

佛立コープの将来像について、頭の中に明確なビジョンがあり、それを具体的に描き出さなければならないと考えています。

私は「信で結ばれた社会」をもう一度作り直さなければならないと考えています。厳しい時代が到来します。金融やサービス産業の伸び代は無くなり、衣・食・住、水やエネルギーという人間にとって必要最低限の資源をいかに確保し、供給するかが問われる時代がすぐそこに迫っています。

何かに依存したままの生活を、ただ漠然と、当然の権利として受け過ごすのではなく、全く新しい視点で、問い直し、結び直すことが必要だと思うのです。

佛立コープ。佛立農園。農業や酪農。普段の生活で消費しているあらゆるものを「信で結ばれたネットワーク」から頂戴できれば、これほど尊いことはありません。

今まではバラバラだったように思います。過疎化が進み半ば放置された農村、貧農と呼ばれる農家の方々、働き手が見つからず乳牛を諦めて肉牛に切り替えざるを得ない酪農の方々、JAに対する不信感や嫌悪感、TPPに怯え憤る第一次産業。これらは、閉塞し、膠着した社会の象徴のように映ります。

これらを全て結び直すことが時代のテーマであり、仏教的な循環型社会、「信で結ばれた循環型社会」を築くことが「佛立コープ」の命題です。

この構想を発表してから4年。まだ始まったばかりですが、早急に形にしてゆきたいと思います。

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