2013年1月30日水曜日

静岡の清啓寺にて

昨日の朝は京都、午後には東京に戻って財団の打ち合わせ。真理子さんのご協力で素晴らしい出会い、インスピレーションをいただきました。子どもたちの教育について。その道のカリスマ、大先生のお話を聞いて、大感動でした。

子育てに悩む親に対して具体的なメソッドを示し、その場で子どもたちが変わる。そこに法則があります。すごいです。問題行動にも必ず原因がある。幼児期の教育が何より大切。子どもを取り囲む人びと。教育の分野で何らかの地殻変動を起こすことは財団の目標の一つです。素晴らしい先生とお会い出来ました。まず自分自身が研修し直します。

夕方は高校時代を過ごした懐かしの下町・大井町で友人と会いました。空白の年月など何処かに行ってしまう。久しぶりに高校時代の話を聞きましたが、まぁスゴイ。面白い小説が書けそう。短かったけど、いい時間でした。大井町の会、定例化したいです。

今日は静岡へ。清水の清啓寺さまで、私のような若輩が多田御導師の忌日法要を勤めさせていただきました。1月3日にご遷化になられた清啓寺第二代ご住職・信持院日常上人。妙深寺の初代日博上人と清啓寺の初代日証上人は門末を越えてご弘通の絆を育まれ、日証上人は日博上人がご遷化になられてからも盆暮れには妙深寺にお参詣くださっていました。私は小さな頃からそうしたお姿を拝見していました。「清啓寺は特別ご縁のあるお寺」と教わってきたのは、日証上人が通ってくださっていたことと、日証上人がご遷化後に日常上人もまた同じようになされてきたことによります。その関係は、ただただご弘通への思いで結ばれていました。

私の目に映った日常上人は、日証上人のお側で、まさに給仕第一を体現された、我も、私心も、一分もないような、透き通った心を持たれた御導師でした。本当に、そのとおりでした。

今日、奥さまも仰せになっておられましたが、人の悪口や愚痴を一切言わず、常に、何事にも感謝しておられる。たとえば、お食事も全てに感謝していただかれているので、結婚して40年経って、御導師の好きな食べ物は何か知らない。何でも、大切に、感謝して、いただかれるから。

いま、このことを振り返って、どれほど偉大な方だったのか、感じています、と涙されていました。40年連れ添った奥さまが好物をご存知ないというほど、多田御導師の姿勢、生き方は凄まじかったのです。よく、「がんばれ。がんばれ」と呟かれていたこともお聞きしました。誰かに言っていたのではなく、自分自身に言っておられた、と。分かります。すごすぎます。

ご遷化の数日前に病院で撮られた写真は、もうすでにこの世の人とは思えないくらい、さらに透き通った、御導師らしい、仏さまか、菩薩のように、美しいお顔でした。

「衆生病む故に菩薩また病む」

「菩薩の病は大悲より起こる」

菩薩は、人々が病気に苦悩するのを察知して自ら進んで病を受け、その姿を通して、私たちに教えてくださる、お折伏くださる、導いてくださる、試される、学ばせる。まさに、そういうことではなかったかと思いました。

静岡に入ると、富士山が美しく、静かに聳えていて、その威厳、その威容に、言葉は無くても胸打たれます。思わず手を合わせたくなるほど、美しいのです。清啓寺の御導師の静かさ、その奥底にあった厳しい修行の姿勢と、美しい、優しいお顔、立ち居振る舞いに、学ばせていただかなければならないと思いました。残された皆さまには、ここから、やはり、報恩のご奉公、清啓寺魂、佛立根性で、お気張りいただきたいと思います。

横浜に戻ります。18時からお通夜のご奉公をさせていただきます。

2013年1月29日火曜日

「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」 終了しましたー!

京都御所の西側、丸太町通に面したKBSラジオにお伺いし、「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」でのお話、無事に終わりましたー。ホッとしました(汗)。

笑福亭晃瓶さんが優しくナビゲートしてくださり、京都佛立ミュージアムを広報させていただくことが出来ました。有難い機会を頂戴しました。今回、この出演のお話を取り成してくださったのは、本山の今達さんです。いつも、ずっと支えて、応援してくださっています(涙)。本当に、感謝しております(涙)。

とにかく、無事に終わりましたので、これから少しミュージアムに寄って業者さんとお話をし、すぐに東京まで戻ります。品川で財団の打ち合わせをさせていただきます。

一人でも多くの来館者があったら有難いなー。ありがとうございますー。

『閑愁録』 現代語朗読


京都佛立ミュージアムで開催されている「坂本龍馬と仏教展」で放映している『閑愁録』の現代語訳です。原文は難しいので現代語訳を試みました。拙著『仏教徒 坂本龍馬』では対訳を掲載しましたが、それでも難しくてなかなか心に残らないものです。

今回の展示のメインは、坂本龍馬存命中に唯一出版された海援隊の『閑愁録』に違いありません。開導聖人が共感され、絶賛された『閑愁録』の内容に触れていただくことが今回の展示で最も大切なことだと考えました。いろいろな方法を考えましたが、現代語訳を映像と音声で読み上げていくという方法を取りました。

ミュージアムの展示の流れに沿いながら、ゆっくり聴いていただきたいのですが、やはり難しい部分もありますので、こちらにも載せて誰もが視聴できるようにしたいと思います。

海援隊の名前を冠して出した公式出版物。「ここまで言うか」という印象を持たれるはずです。その後の明治新政府の歩んだ宗教政策などを考えると驚くべき内容です。

これまで全く語られてこなかった、坂本龍馬の思想、海援隊の主張に耳を傾けていただきたいと思います。





2013年1月28日月曜日

仏法西漸ということ


 海援隊の『閑愁録』には、次のようにあります。

「仏法は天竺の仏法とのみ言べからず。乃ち皇国の仏法なり」

 安政四年の御開講から十年後。開導聖人はこの本を手にされました。既成仏教の僧侶らを痛烈に批判し、真の仏法を求める海援隊の意見に共感され、開導聖人はこれを書写して後世に遺されました。また、この主旨は日蓮聖人が立正安国論で述べられていることと符合すると絶賛されました。

「天下の乱れは仏法の乱れより起こるの説、高祖の安国論の御説に合す」

 「天竺」とは「インド」のことですが、昔はパキスタンやアフガニスタン、バングラディシュを含めた広大な国をそう呼んでいました。その天竺から東へ東へと仏法は伝わり中国を経て、東の果ての国である日本へと辿り着きました。

そして、仏教は、まるで醸造酒が蒸留酒に変わるように、仏法も発酵と精製を繰り返し、ようやく御仏の真意が開顕されます。お祖師さま(高祖日蓮大菩薩)がご出現になり、御題目をお伝えくださることによって、「皇国の仏法」は「真実の仏教」として、難解な教理や哲学ではなく、透き通った一滴の、真理の滴となりました。全てが一本の糸、一筋の線に乗って、今日の、私たちに繋がっています。

 お祖師さまの御妙判には次のようにあるのです。

 「天竺をば月氏という、我国をば日本と申す。一閻浮提八万の国の中に大なる国は天竺、小なる国は日本なり。名のめでたきは、印度第二、扶桑第一なり。仏法は月の国より始て日の国にとどまるべし月は西より出でて東に向ひ、日は東より西へ行事天然のことはり、磁石と鉄と雷と象華とのごとし。誰か此ことはりをやぶらん」

文意は以下の通りになります。

「仏教は印度から日本へ伝わったのだが、その印度を月氏といい、我が国を日本という。全世界八万の国々の中で、大国は印度、小国は日本である。しかし、その名の勝れているのは日本が第一、印度は第二。月が西に現れ次第に東に向かい、日が東に出て西に向かうのは、磁石が鉄を引きつけ、芭蕉が雷鳴を聞いて成長する如く自然の働きによる。仏法もまた月の国から起こっては日の国に至り、さらに日の国から西方に向かうであろう」

 この一節は「印度の仏法が東漸して日本に至り、やがて日本の仏法が西漸して世界を照らすだろう」という、お祖師さま御自ら、ご弘通の未来を祝福した御文です。

 このようにして、お祖師さまは既に一本の線を引かれていました。世界が一つに結ばれ、世界が混乱を共にする情勢の中で、真の仏法が世界に弘通広宣されるべきとの断固たる指針をお示しです。

 これを「佛法西漸」と言います。「東へ東へと渡って来た仏法を、今度は西に帰しなさい」という御意です。仏陀生誕の大地・インドへ、法華経の説かれた旧・王舎城、ラージギルへ、上行菩薩所伝の御題目を伝えることは、高祖のご遺命であり、私たちの使命だと思います。

 ラージギルの村の方々と、末永い関係を築いてゆきたいです。二人には、「門祖聖人のご時代のように、『一村教化』をさせていただくようなご奉公を!」と言って送り出しましたが、本当に頑張ってくれました。

 以下、清康師がFacebookに投稿したご奉公の報告を、重ねてお読みいただければと思います。

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 怒涛のスケジュールを終えて、ラージギルとブッダガヤからデリーに戻ってきました。

 ラージギルは、仏様がお経の王様、法華経を説かれた霊鷲山の地。その麓にある井戸が枯れた貧しい村に作る井戸と、仏教スクール建設予定地を視察し、また、その村の学校に200人の子供たちと先生方がお集まりくださりました。

 子供たちは、前回、ご住職と訪れた私たちのことを覚えていて、着いた途端、熱狂的スタンディングオベーション?で、こちらが戸惑い、笑顔が引きつってしまいました。

 有馬清朋師とともに、この地がお釈迦様と深いつながりがあること、お釈迦様が説かれた最も大切な教えを知って欲しいこと、それは事故や災難、病気やあらゆる不幸を乗り越え、最高の幸せにしていただける法であるということを伝え、そのために一緒に「ナムミョウホウレンゲキョウ」と唱えました。

 また、私がいただいたご利益と、私の父が幼い頃、馬に頭を蹴られ、医者も救えないと言ったくらい瀕死の状況にあったのを、お寺の方々の連日のお題目をお唱え下さったことにより生還したことを子供たちに伝えさせていただきました。心から、この子達が幸せになってもらいたいと願いながら。

 しかも、皆んなお題目を覚えていて、大感激です(^○^)

 最後に、お題目を大切に、唱え続けることを約束して、お題目のペンダントを授与、先生方もいただきたいとの要望から、全員に拝受させていただきました。

明日はKBS京都「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」

今朝、6時過ぎに港の方向を見ると、対岸の房総半島の方向に、いつもと違う分厚い雲が迫っているのが見えました。7時過ぎ、窓の外が雪で真っ白になりました。すぐに止みましたが、千葉などでは随分積もったようです。雪になれていませんから、ドキドキします。お怪我のないように願います。

今日は大和の法深寺で支庁協議会。第4支庁の静岡布教区と神奈川布教区の役員が集まって会議をしました。

明日の朝、KBS京都ラジオの情報ワイド番組「笑福亭晃瓶のほっかほかラジオ」(月〜金 午前6時30分〜9時59分)に出演させていただくことになりました。

この番組の「都もはんなりおこしやす(毎朝9:35〜 約10〜12分間)」というコーナーで、「京都佛立ミュージアムについて」と題してお話させていただきます。お時間をいただくことが出来て、本当に感激です。KBS京都さま、ご協力いただいた皆さま、本当に、ありがとうございます。うまくお話しできるか分かりませんが、リスナーの皆さまが「行ってみようかな?」と、一人でも多くミュージアムに足を運んでいただけるよう、精一杯頑張ります。

http://goo.gl/dUZtI

インターネットで聴けるのかなー?よく分かりません(汗)。寒参詣中ですが、お聴きいただける方はよろしくお願いいたします−。

2013年1月27日日曜日

「とんび」

毎週、日曜日の夜に放送されているドラマ「とんび」。その時間に観れることはまずないので、録画予約をしています。

深夜も深夜、時間の空いた時に観るのですが、もう、泣けて、泣けて、泣けて、泣けて、嗚咽してしまう。翌朝、目が腫れるくらい、泣いてしまいます。きっと、これを観ている人、皆さんそうなんじゃないかなー?

ヤスさんの不器用さ。男手一つで我が子を育てようとするヤスさんの戸惑いや悩み。アキラの幸せを第一に考えて、奮闘するお父さん(涙)。もう、内野さんの迫真の演技に泣き、天才に違いない子役の子、表情、声に泣き、福山雅治さんの主題歌に泣いてしまいます。

確かに、「魂が涙する、父親物語の最高傑作!」です。重松清さんの原作からして素晴らしい。そして、今回の俳優さんたちの素晴らしさ。お坊さんたち、その親しい関わり、交わり。本当に、すてきです。

第二話で、寒い海に連れて行って話してくれた海雲さん。もうボロボロに泣きました。雪の降る寒い寒い海岸。震えるアキラくん。

「寒いか?」
「寒いー」
「ヤス、愛する息子が寒がってる。だっこしてやれ!」

そして、お父さんがだっこして(涙)。

「アキラ、これがお父ちゃんのむくもりだ。お父ちゃんがだっこしてくれたら、身体の前の方はあったかい。でも、背中はやっぱり寒い。そうだろ!」
「うん」
「お母ちゃんがいたら背中の方から抱いてくれる。そうしたら背中は寒くない。お父ちゃんもお母ちゃんもいる子は、そうやってあっためてもらえる。だけどアキラにはお母ちゃんはいないから背中はず〜っと寒いままだ!お父ちゃんがどう頑張っても背中までは暖ためられない!」

もう、このシーンを観ていて、画面が観れなくなるほど、泣いて、嗚咽してしまいました。続けて、お坊さんが言います。

「その寒さを背負うということが、アキラにとって生きるってことなんだ!」

少し間を置いて。

「背中が寒いまま生きるのは辛いな。寂しいな。哀しくて、悔しいな。」

目に涙をいっぱいためたアキラくんが小さな声で

「うん」

と答えます(涙)。
すると、海雲さんがアキラくんの後ろに回り、その背中に手を当てます。

「アキラ、あったかいか?」
「ちょっと」
「おい、まだ寒いって言ってるぞ」

海雲さんはヤスさんから「ナマグサ」と呼ばれている息子の照雲さんに声を掛けます。照雲さんもアキラくんの背中に手を当てます。お父さんも、だっこしながら、凍えるアキラくんの背中に手を当てます。泣きながら、それを感じるアキラくん(涙)。

「あったかくなっただろ、アキラ?これでも寒いときは、幸恵おばちゃんもいるし、頼子おばあちゃんもいる。それでもー寒かったらー、たえ子おばちゃんもいる。お前が寒くてたまらないときは、いつもこうやって、あっためてやる。ずーっと、ずーっと、そうしてやる。だから、自分を可哀想だなんて思うな!」

聞きながら、アキラくん、泣いてる(涙)。

「『さみしい』って言葉はな、『さむしい』からきたんだ。『さむい。さむしー』が『さびしい』に変わっていったんだ。だから、背中が寒くないお前は、寂しくない。お母ちゃんがいないかわりにお前にはー、背中をあっためてくれる奴らがいっぱいいる。お前は、寂しい子どもなんかじゃない!」

こういう生き方、こういう関係、こういうことが、とっても、とっても、大切なのだと思います。ゲンコツでどつき、怒鳴り合い、本当に不器用で、早とちりで、短気で、せっかちで(涙)。素直かと思うと、素直でもない。飾らないかと思えば、変なところでカッコつけてる。

でも、とにかく、正直であること、まっすぐであることが、人生で、何より大切だということに気づくのです。

泣けるのは、いいですね。勉強になります。久しぶりに、そういう、ドラマです。ありがたいです。

本音と建前みたいなことを目の当たりにすることが多くて、どっからどこまで言ってることが本気なのか、それはご挨拶の中だけの話で、裏では違うのか、なんか、よー分からないことが多いものです。開導聖人は大嫌いだと思うのですが、お坊さんの世界になるとそういうことが多い。何をどうしていいのか分からない、結局どうしたいのかも分からないことも多い。

そんな時、そういう風潮に流されそうになりますが、やっぱり変です。裏表ではなく、白黒はっきりすればいい。あほらしい。

もっともっと、正直に、まっすぐに、生きなければならないなー、生きるべきだなー、と思いました。頭が良くても、体裁を整えても、お行儀がよくても、それだけではダメです。佛立流のイズムからしても。佛立らしくない。何がらしくて、何がらしくないか、これからも生涯を通じて、はっきりさせていきたいです。

とんびの話から、ずいぶん脱線しましたね(汗)。今夜も録画しておこー!皆さんも、観てみてください!

お寺で会う、お寺で過ごす

昨日は数分の隙もなく、朝から夜中までご奉公の一日でした。鼻の頭におできが出来てしまって、かっこ悪い。ちょっとくたびれているのかもしれませんが、とっても充実した一日でした。

布教区総会ではお看経に引き続き、御法門。神奈川布教区の御導師方や局長方を前にした御法門は、とっても緊張しました。布教区総会も、指田御導師や参与の皆さまのご奉公のお陰で、平成25年度の弘通方針が承認され、本格的にご奉公がスタートします。有難いです。

終了後、走って第二本堂へ。隆代さんの尽七日忌とご納骨のご回向を勤めさせていただきました。早いものです。もう49日が過ぎたなんて。無事にご納骨させていただきました。これからも妙深寺や私たちのご奉公を見守っていただきたいと思います。

18時からは夜の住職御講。きっと今までで一番多いお参詣でした!とっても、とっても、うれしかったです。今年は12月まで、欠かさずお参詣ください。

19時からのボーズバーも、大盛況。あまりに大勢で、皆さんとお話できなかったと思います。でも、ご来店いただいて、貴重な出会いがいっぱいありました。ご縁、有難いです。

しかも、ボーズバーの、この狭い空間に、古い友人が集まってくれて。ちん、北川、佐藤。懐かしいし、今こうして会えるのがうれしい。しかも、お寺で。時間が足りないけど、やっぱり会わないと、話さないと。一般的に考えると、お寺で会う、お寺で過ごす、というのは不思議に感じるかもしれませんが、これがきっと大切です。ベースです。それだけで、違うものです。

今朝の正太からの電話も嬉しかった。何年も待っていたことが、ようやくさせていただけます。きついスケジュールのご奉公の一日、その次の日の朝の出来事。有難いことばかりで、ご信心、ご奉公の「功徳」を実感させていただきました。

開導聖人の御教句に。

「信心を ほんまにすると やめられぬ」

2013年1月25日金曜日

明日の予定と今日の空

これまで忙しいのを理由に約6年間くらい整理もしていなかった部屋を片付けています。動かなくなったパソコンを片付け、圧倒的な量の本や書類に出て行ってもらいました。すると、大きなスペースが生まれて、気持ちまで軽くなりました。

先住のお部屋を使わせていただいているので、ほとんど先住のものばかりです。本棚も、そこに並ぶ本も。でも、今日、ブラインドを変えました。なぜか、それだけでも自分にとっては大きな一歩。先住が亡くなられて13年。いよいよ前に進んでゆかなければならないと思っています。

明日は、朝の寒参詣はもちろん、11時からは布教区の臨時総会が妙深寺に於いて開催されます。布教区長となってから最初の総会です。精一杯、頑張ります。

夕方、岩澤家のご回向一座をご奉公させていただいて18時からは夜の住職御講です。今年は、妙深寺に所属する全ての方に向けて、12ヶ月間の教区御講への参詣、つまり皆参を為さるようにお勧めしています。昼間にお参詣できない方は夜の住職御講へ。それでも都合がつかない方は、幸い妙深寺は教区同士の横の繋がりが深いのですから、別の教区の御講にもお参詣いただきたい。とにかく、御法門を聴き逃さないようにしていただきたいのです。聴き逃していると、きっと、分からないと思います。

そして、19時からはボーズバーです。ちんちゃんも来てくれるとのことで、嬉しいです。是非、お友だちを誘って、ご参加ください。お待ちしていますー。

夕方、空を見上げたら、怖いくらい空が綺麗でした。急いで外に出て、階段を駆け上がったのですが、もう空の色が変わっていて、普段の、それでも美しい夕焼けの空になっていました。惜しかったなー。

東の空を見上げると、お月さまが出ていました。まだ満月ではないけれど、とっても綺麗。今日も、いい空でした。

Mission India II



2013年1月24日木曜日

きれいな空間

きれいな空間。窓から入る光。壁の色。

御本尊さまをご奉安させていただいて、どこにもないようなステキなお仕事をして、たくさんの人を幸せにしてもらいたいと思います。

いいなー。

2013年1月23日水曜日

インドの貧しい村に井戸を作ります。どうか、ご協力ください。

今日から清康師と清朋師をインドに派遣しました。

いよいよ、法華経の説かれた聖地・ラージギルに親会場を建設します。

仏教誕生の大地、インド。これまで、その聖地を巡り、ご弘通をさせていただこうと何度もインドを訪れてきました。その中でも、ラージギルほど大切な聖地はありません。

その村で出会った人たち。村長や村の人から「何とか子どもたちにきれいな水を飲ませてあげたい。この村の井戸はすべて涸れているのです。」とお話を受けました。そして、シェーカーが佛立信徒となり、ブッダガヤとバンガロールでお教化が出来てゆきました。

とにかく、仏教の創始者・仏陀への報恩の一念で、ラージギルでのプログラムを始めます。どこまで出来るか分かりません。でも、法華経の説かれた聖地に数千年暮らしてきた人々のために、何かが出来るのです。やらないわけにはいきません。

今回、清康と清朋は建設業者と面談してきます。3月初頭には昨年取得したラージギルの土地に、井戸+学校+お寺というご奉公が開始できると思います。バスの乗客だった女性が集団で暴行されるなど、インドの社会に蠢く問題も明らかになっています。水だけではなく、何とか「仏教」を伝えたいのです。

みなさま、また、改めてご披露させていただきますが、清康と清朋の無事帰国のご祈願はもとより、この貧しい村に井戸を作るため、ご協力、ご有志、どうか、よろしくお願いいたします。

ありがとうございます。

「裸で立てる人」2004年3月の巻頭言

今から9年前、2004年の3月の寺報に書いた巻頭言、「裸で立てる人」。

いつも、このことを、思っています。

「裸で立てる人」

 信頼(しんらい)されることは、誰もが望むことです。それが恋人であろうと家族であろうと、友人関係や職場の同僚や上司との関係であろうと、「信頼」を得ることは誰にとっても重要で、大切なことです。

 しかし、一体どのようにしたら「信頼」は得られるのでしょうか。色々と努力をしても、結果が思うように表れず、的はずれになり、失望することもあります。スキルアップを図って勉強をし、知識を広め、印象を良くしようと外見を飾り、話し方や立ち居振る舞いを整えてみても「信頼」はなかなか得られません。

 確かに、努力の仕方によって、人は学者にもなり、マネージャーにもなり、弁護士にもなれます。しかし、それらは本当の信頼関係を築くでしょうか。信頼に値する人間の条件と言えるでしょうか。もっと別のところに信頼に値する、人間の条件があると思うのです。

 気がつくと「信頼関係」ではなく、「利害関係」であることの方が多いと感じるのが現代社会です。有能な人も多く、強烈な向上心と自尊心を持って活躍している人がいます。しかし、そうした生き方が幸福であるとは限りません。利害関係が途切れたと同時に壊れる人間関係や愛や友情では、今まで費やしてきた時間や言葉、情熱や努力すら惜しむ気持ちになります。

 人間は、自分を守るために武器を求めます。それは、知識であり、智慧であり、地位であり、言葉であり、外見かもしれません。また、自分の正体を隠すために心に服を着せ、本当の姿ではなく、上辺の姿でカモフラージュを続けている人もいます。表示してあることと中身が異なる食品があるように、人間の偽装が多いとしたらどうでしょう。見比べているうちに消費者の目は肥え、偽装商品は見破られてゆきます。それでも、いつしか自分の偽装と他人の偽装に混乱し、困惑して、そんな騙し合いに疲れ果ててしまいます。

 今や人間にはウソ発見器よりも高感度のセンサーが働いています。オレオレ詐欺(さぎ)など、詐欺の手口も巧妙になってきていますが、長い目で見ればデフレ時代の現代人は、疑い深く、中身に厳しいはずです。特別な訓練をした人ではなくても、誰もが無数の触手で信頼に値する人か、そうでないかを嗅ぎ分けているはずです。虚飾(きょしょく)に溢れた中で、信頼に値する人は誰なのかを自然に嗅ぎ分けようとしているのです。

 だからこそ、信頼を得るために何が必要かを突き詰めてゆけば、外装やテクニックではなく、心の在り方や自分自身への向き合い方、ごまかしのない、真剣な生き方をしている人こそ信頼されるのだと考えられます。爪先立ちの背伸びではなく、等身大の自分が真剣に努力し続けることの方が大切です。

 信頼される人はごまかしがありません。ありのままの自分を表に出せる人こそ、多くの人から信頼されているように感じられます。正直に、真剣に、時には無遠慮に、信頼に値する人間になるためには、真実を、特に自分自身について、「ありのままの真実」を語れる人にならなければならないといわれるのです。たとえ、上辺が立派で、弁舌がさわやかでも、子供の語る真剣な眼差しには叶いません。

「私は数年前まで、裁判には全て勝っていました。その頃は、反対尋問も出来ませんでしたし、議論も出来ませんでした。でも勝っていました。長い間に法廷弁護士が学ぶべきコツを身につけました。有能にもなりました。でも、もう勝てないような気がします。テクニックを磨けば磨くほど、負けていくのです」

 これは、シカゴの若手弁護士が発した苦悩の言ですが、司法制度の異なる米国では、まず陪審員に信頼されなければ裁判に勝つことが出来ません。この言葉は、その信頼が、テクニックとは無関係で、むしろ未熟で、苦悩や不安が見え隠れしていた時代の、正直な言葉、率直な意見が、陪審員の心に響き、信頼を得ていたということを告白した言葉です。

 常々御法門で「素直正直(すなおしょうじき)」なることの大事を教えて頂いています。本門佛立宗の信仰は、真実の仏教ですから、脚色や虚飾を嫌います。開導聖人はそうした生き方の範を示されたような方で、地位の高下、知識の有無、衣の立派さを問わず、ただ「心」「ご信心」の在り方を問われ続けました。それは、裸で立つことの強さを誰よりもご存じであり、結局は外装やテクニックやツールに執着するよりも、裸で立つことの出来る人こそ、誰より強く、敵対する人すら味方にし、疑い深い多くの人からも信頼され、御仏の教えを伝える菩薩(ぼさつ)の生き方が出来るということを教えて頂くものです。

「裸で立てる人」とは、外装に囚(とら)われ、真実を語らない人間から、より真実に対して、自身に対して、真剣に、素直に、正直に向き合う人のことだと考えます。

 権威主義に陥った諸宗を痛烈に批判した開導聖人は、

「当宗は信心宗にて信者を尊貴す。故に寺の大小、僧侶の高下をいはず、其の人の信心の堅固強盛なるを貴む」

と御指南遊ばされ、最晩年には、

「清風はどんなおやじと人とはゞ なんにもしらぬ真の俗物」

と御教歌遊ばされました。ここにこそ、開導聖人の宗教者としての偉大さを痛感いたします。現世で袈裟の色を競い、名誉職を求める宗教者とは、天と地ほどの違い目を見せ付けてくださいます。多くの宗教者が生きている間は神の如く敬われ、死して後に徳を汚されるのとは、全くの正反対です。

 地位を信じ、テクニックを盲信していると、ふとした時に空虚な自分を発見してしまいます。地位ではなく、経歴を忘れ、服を脱ぎ捨て、知識を超えた所に立てるかどうか。たとえ、言葉が通じなくても、衣が汚れていても、地位はなくても、心で、瞳で、眼差しで、人に伝え、訴えられるものがあるかどうか。上辺だけ繕って、騙し騙し、誤魔化して生きている人は、何も伝えられず、信頼もされず、利害関係しか作れないのではないでしょうか。

 例えば、ご信心は自分の悪しき業や癖と向き合うものです。そこから目を逸らし、誤魔化していて信心修行になるはずがありません。愚かな凡夫の等身大の謙虚さと、志高く生きようと努める使命感と、双方を持ち合わせて、ありのままの自分が正直に改良を重ねていくことが真の菩薩の姿と感得します。

 いつか裸で立てることを目標に、愚かでも、等身大の自分を磨き、真剣に生きてゆきたいものです。

2013年1月21日月曜日

レイラさん

シンガーソングライター「musicる 春うたバトル」に、レイラ(栗谷かずよ)さんが出場しています。

ご縁のある方なので、応援しています。とってもすてきな歌声です。

http://www.music-ru.com/battle/spring2012/index.html#artist13

を開いて頂き、レイラさんの画面が出てきます。投票していただければと思いますー。

アプリのインストールを要求されるかもしれませんが、これを承諾しなくてもFacebookやミクシーのアカウントで投票することができます。

どうか、応援のほど、よろしくお願いいたしまーす。

2013年1月20日日曜日

家族と祝う成人式

今日は妙深寺の本堂に於いて、平成25年 第60回 成人式を奉修させていただきました。9名の成人者が参列し、賑やかに、厳かに、あたたかい、お寺らしい家族と祝う成人式になりました。

成人の日の横浜は大雪でしたから、振り袖の女の子は大変でした。今日は素晴らしい晴天に恵まれて、よかったです。朝から壮年会の方々がお赤飯を炊いてくださり、婦人会の方々は豪華なパーティーのご供養作り。例年大好評の着付けは教養部、特に松風会の皆さんで、髪結いから晴れ着の着付けをしてくださいます。ご宝前で迎える成人式にするために、教養7会が一つになってご奉公くださるのです。成人者はもちろん、ご家族に対しても配慮の行き届いたすごいサポート体制です。ありがとうございます。

成人式を主導するのは、やはり青年会で、今年は特に頼もしく、力強い人材が、こんなにいてくれるのだと思えて、感激しました。内容も、市の成人式は同窓会という雰囲気なのですが、妙深寺では、とにかく家族と共にお祝いできる成人式という主旨で一貫してくれています。ありがたいです。

龍馬が20才、彼女も着物で一緒にお祝いできてよかった。雄飛くんも20才になりました。空くんはご病気のお母さんがお兄さんと共にはじめてお寺に来てくれて、よかったねー。

美悠ちゃん。体調が悪いと聞いて驚き、僕や正教師や清顕師から、一斉に「頑張って来てくれー!」とラブコール(汗)。来られてよかったー!晴れ姿、きれいでしたー!

ビビアンも、大きくなりました。スーパーモデルみたいです。照子さん、間違いなく寂光で喜ばれていますー(涙)。照子さんとご本尊のご奉安に行った時のこと、鮮明に覚えています。聡美ちゃんも、亮くんも、ご家族と20年を振り返れて、温かい時間でした。ありがとうございます。

恒潤師も20才になりました。大阪から園美奥さまも参列くださいました。どんどん成長しています。今年から青年会のご奉公もしてもらいます。楽しみです。

教養7会、薫化会の子どもたちも、スカウトのみんなも、ありがとうございました。

2013年1月19日土曜日

紅の器

昨日の御講席で今生初めてお会いした侑磨くん!誕生からまだ2週間。ちっちゃーい。かわいー。むちゃくちゃハンサムだでしたー!

そして、昨日は日謙上人と日博上人のご縁の深さを物語る器を見せていただきました。日博上人は日謙上人の得度親。生涯を通じて、ご奉公されました。日博上人がご病気になると、長野から泊りがけで横浜に来てくださり、日博上人に代わって妙深寺のご奉公をしてくださいました。

この赤い器は、日博上人の長女、つまり私の母が生まれた記念として日謙上人に贈られたものだそうです。102才でご遷化された日謙上人は、ご夫妻で大切にしてくださっていたのです。

器の裏側に日博上人の歌が書かれていました。

「御師匠さまにおん名いただき初吾子は
清水寿美江ともらひさうろふ」

母を生んだ直後、実母は亡くなってしまいました。日博上人は、幼い母をおんぶしながらご奉公していたそうで、それを見ると涙が出て仕方なかったと日謙上人が仰せだったとも聞きました。

時を超えて、ありがたいです。

昨日の夜は布教区の参与会議、今日は教区御講が三席、夕方は門祖会の人事打ち合わせ、夜は教幹会ですー!びっしりー!

2013年1月18日金曜日

1月18日京都新聞朝刊記事

青空の下、千葉へ向かっています。今朝の横浜は冷えました。気温は0度でした。

それにしても首都高速って高いところを走っています。ビルでいえば7階くらいの高さを車が走っているのですから、昔の人が見たら腰を抜かすはず。あらためて、すごいですねー。

そんな首都高速も建設から50年。老朽化が著しいとのことで大改修するとか。政権が代わって景気は上向きに転じているようですが、日本国にとっては最終最後の博打のような対策です。ここで転けたら次はありません。どんな景気対策をしたって、この数十年間、国の借金が減った試しはないのだから。単純な話ではないです。

明後日の儲けを明日のために使うと、明日は良くても明後日は何もなくなるか、それとも明日も明々後日の儲けで食いつなぐか。とことん、シビアに、イノベーション、自己変革してゆかないと、いけないのだと思います。

ニーチェ曰く「脱皮できない蛇は滅びる」。巳年ですから、つくづく、脱皮できなければ滅びると思わないと。

話が横道に行ってしまいました。

今朝、京都新聞さまがミュージアムについて記事を掲載してくださいました。ありがたいです。何と、これも飛び込みの広報です。メディアリストもなかったのですから。一から足で広めてくれています、みんな、えらいなー。

少しでも来館者が増えてくれればと思いますー。

2013年1月17日木曜日

佛教タイムスさまが「坂本龍馬と仏教展」を告知してくださいました。

昨夜は、たくさんの方々が福岡日雙御導師による「テラコヤスコラ vol.3 『海外布教×仏教~世界に広がるブッダの教え~』」を視聴くださったようです。視聴者数は100人。本当に有難いことです。

生涯学習支援プログラムとしてスタートした「テラコヤスコラ」は「生きるを学ぶ」「○○×仏教」をテーマに、いろいろな世界と生きた仏教を掛けるもので、その分野は無限に広がります。

佛教タイムスさま、京都佛立ミュージアムと「坂本龍馬と仏教展」について取り上げてくださいました(涙)。重ねて、ありがたいです。

京都滞在時間は果たして何時間だったのか(汗)?横浜に飛んで戻って、明日は千葉教区の教区御講です。

http://goo.gl/wTrtL

2013年1月16日水曜日

テラコヤスコラ 同時中継

テラコヤスコラ vol.3 『海外布教×仏教~世界に広がるブッダの教え~』
講師:福岡日雙御導師

グローバルな視点から見た仏教・法華経というものについて語っていただきます。

http://t.co/ZSDjU5DA

今夜は麩屋町で「テラコヤスコラ」

道遠く、雨降る時の参詣は、信心強きしるしなりけり。横浜はすっかり雪に覆われてしまいました。雪による転倒事故が相次いでいます。昨日、今朝と、緊張感をもって、皆さまの交通安全、災難除滅をご祈願させていただきました。どうか、今日も一日中、気をつけてお過ごしください。

昨日は、香港の優子さんの手術のお助行。夕方、戸塚病院まで沢田さんと寺尾さんのお見舞いに伺いました。今は深い眠りについている沢田さんのお父さん。手を握り、ロマンスグレーの頭を撫でながら、お看経させていただきました。92歳の寺尾さんは重い肺炎から無事に回復してくださっていました。玉ちゃんと同じように、またお寺参詣していただきたい。僕たちのお手本のような方ですから。

今日はこれから教区御講を二席ご奉公させていただき、妙深寺に戻って着替えたら直ぐに京都へ帰ります。今夜は長松寺のお総講。しかも、御法門に代えて、福岡日雙上人をお迎えして公開講座「テラコヤスコラ」を開催します。配信も収録もあるから、準備が大変。でも、これは楽しみな内容に違いありません。

関西近郊の皆さまは、是非お参詣いただきたいと思いますー!是非!

2013年1月15日火曜日

坂本龍馬と仏教展~龍馬が目指した本当の維新~ オープニング映像

「坂本龍馬と仏教展~龍馬が目指した本当の維新~」の オープニング映像です。

ようやくアップすることが出来ました。3月31日まで、京都佛立ミュージアムに於いて絶賛開催中です。是非、お時間の許す方々にはご観覧いただきたいと思います。

よろしくお願いいたしますー!

ありがとうございます。




2013年1月14日月曜日

とにかく、気をつけてくださいー!

お年を召した方々にとって雪道ほど危ないものはありません。午後の教区御講にたくさんのお参詣をいただきましたが、みなさんの帰り道を考えると本当にこわい。中島きみさん、松本さんや鈴木さんに送ってもらったかなー(涙)。心配です。

ご祈願をさせていただきましたが、この大雪で、誰もおケガなどされないように、ひたすら願うばかりです。地震でケガをするのも大雪でケガをするのも同じです。15年ぶりの大雪。横浜市内はすでに大災害と同じような混乱です。

14時からの箕輪さんのお席は順延とさせていただきました。お参詣の方々もたどり着けず、何よりさらなる積雪が予想されている夕方の帰り道が恐ろしい。

明日も三席の教区御講が予定されていますが、いま猛烈な風が吹いてきました。今夜の積雪量によっては、明日も大変な混乱が続くでしょう。明日は晴れるとのことですが、今夜の状況次第です。

私も、車を乗り継いで、先ほど妙深寺にたどり着きました。山寺ですから、スタッドレスでも坂を登ることが出来ません。御講から私が運転し、三ツ沢上町まで走りました。チェーンを履いてお参詣くださった川上さんご夫妻と信仰師が国道まで迎えに来てくださいました。有難かったですー。地下鉄の駅から階段でお寺に戻ろうと思っていました。

車は「熱烈カルビ」という国道沿いのお店の駐車場に置かせていただきました。店長さんが快く了解してくださいました。有難いですー。

とにかく、みなさん、気をつけてくださいー!

大雪、爆弾低気圧

朝参詣に引き続き、3席の教区御講のために車で出ていますが、一席目を出ると大雪で一面銀世界になっていました。

この後、爆弾低気圧ということで雪が降り続くと思います。雪に慣れていない街ですから、たぶん交通も麻痺します。どうさ、滑ってケガなどしないように、十分に、十分に、気をつけてください。

いま次のお宅に向かっていますが、坂道で宅急便のトラックがスタックしていたり、大変な事態になってます。今日は祝日ですが、帰宅困難者も出るのではないかな。タクシーも動けてない。妙深寺の公用車はスタッドレスタイヤだから大丈夫だと思うのですが。

気をつけて。よろしくお願いします。

2013年1月13日日曜日

東京龍馬会『龍馬タイムズ』

昨日は156年目の開講記念日。妙深寺では本日弘通発願式を奉修させていただきました。妙深寺70周年・平成の改新のご奉公が始まりました。

昨日、教区御講からお寺に戻り、一人で吉祥寺まで行きました。小美濃先生が主宰する幕末史研究会の会合があり、今回は山田方谷の六代目の直孫・財務省でもご活躍されている野島透氏が講演されていました。テーマは「財政の天才 幕末を駆けるー山田方谷物語ー」。山田方谷と佐久間象山、河井継之助、今年の大河ドラマ「八重の桜」の新島襄や八重との接点、坂本龍馬とも話題を合わせてお話くださいました。とても勉強になりました。

先日、小美濃先生からお電話をいただき、現在石川島播磨重工業の社内報「あいえいちあい」で連載をしており、その誌面で近日中の講演予定を載せるように依頼されたので、3月2日に京都佛立ミュージアムで行われる小美濃先生の講演会「テラコヤスコラ」の情報を載せましょうとお話くださいました。

スタッフやボランティアの方々が、自分で歩いてパンフレットを配ってるのですから、社員2万5千人、同じ部数発行の社内報で宣伝していただけるなんて、こんな有難いお話はありません。

また、拙著を通じてご縁をいただいた東京龍馬会の副会長さまから、会報『龍馬タイムズ』をお送りいただきました。それだけでも有難いことですのに、102号の新刊案内に『仏教徒 坂本龍馬』について掲載してくださいました。もう感動を通り越して、泣けてきます。本当に、有難いです。

昨日は始めての土曜日なのに数人しか来館者がいなかったと聞いてガックリしていました。制作も手作り、広報も手作りです。本山のご信者方でも知らない方がいると聞いてトホホでした。でも、現薫師やあっこちゃんが京都の観光協会を廻り、今日は博子姉が道路でチラシを配ってくれて、80名の来館者があったとのこと。本当に、ありがたいです。

哀しいことも、さみしいことも、あるのですが、前を向いて、希望を抱いて、「負けてはならぬ、祖師の御味方」「負けてはならぬ」と心に念じて、ご奉公させていただくことが大事ですね。必ず、絶望も希望に変わります。

2013年1月11日金曜日

教区御講が始まりました。

東日本大震災から22ヶ月目。信仰師は秋山ご住職と共に陸前高田までご奉公に行ってくださっています。大雪だと聞いていたから、心配です。私もお参詣させていただきたかった。

今日から本年初の教区御講が始まりました。「平成の改新」と題した今年のご奉公の中で、受持教務も教区内のご信者方も、ご信心はもちろんですが、自分自身の在り方、仕方、見方、見え方の改良を目指します。釈尊出世の本懐は人の振舞ですから。

人のことは見えますが、自分のことは見えにくいものです。ニーチェは「脱皮できない蛇は滅びる」と言いました。改良の精神は佛立そのもの。改良、自己変革しかないです。娑婆世界は厳しい。脱皮し続けなければ、自分は何とかなっても、いつか、一族や仲間、組織が駄目になります。

今夜は本年初の事務局会議です。みんなで同じ方向を見て、前に進んでゆきたいと思います。

2013年1月9日水曜日

610報恩記念大会 エンディング


「東日本大震災復興祈願 開導会併先住御十三回忌 報恩記念大会」でのエンディングです。

過去から現在まで、妙深寺でご奉公くださった方々の映像をスクリーンで放映させていただきました。たくさんの方々に支えられて、現在の私たちがいます。そのことを忘れず、前を向いて、未来に向かって、ご奉公させていただきます。




610報恩記念大会 スペシャルゲストライブ

「東日本大震災復興祈願 開導会併先住御十三回忌 報恩記念大会」でのスペシャルゲストライブです。さだまさしさまが来てくださいました。本当に、有難かったですー(涙)。



報恩記念大会 「震災復興祈願 開導会併先住御十三回忌」法要


「東日本大震災復興祈願 開導会併せて先住松風院日爽上人御13回忌」の法要部分の動画です。

法要の前に、お看経の仕方などをお話しています。




被災地からのメッセージと太鼓の献奏の動画です

報恩記念大会 被災地からのメッセージ



報恩記念大会 陸前高田「うごく七夕まつり」太鼓の献奏

京都の底冷え

今朝は本山宥清寺の寒参詣に出座させていただきました。「京都の底冷え」と言いますが、足下から寒さが上ってくる感じ。お看経中、本堂の内陣で手がかじかみます。陸前高田も大雪のようです。横浜で寒いなんて言ってられませんねー。

この前の記事に150を超える「いいね!」とたくさんの温かいお言葉をいただきました。なんか、本当に、ありがとうございます。

くたびれて、何も考えず、ウトウトしながら書いた子どもたちのお話でした。みなさんから「大切にしなさい」と言われたと思って、自分なりに考えます。ありがとうございます。

先ほど研究所の会議のために本庁に来たら、久しぶりに佛立会館を建設してくださった清水建設の方々にお会いしました。なんと一階の京都佛立ミュージアムを絶賛!展示をご覧になって「やっぱりプロが入ると違うなー!すごいじゃないですかー!」と言ってくださいました。「プロじゃないですー。全部素人で手作りしたんですよー」と言うとビックリ!「『るるぶ』とかに載せたらいいですよー。みなさん、ドッと来てくださるはずです」とのお言葉。そうしたいです。

とにかく、有難いです。何とか広報していただきたいです。

2013年1月7日月曜日

父と子の時間

息子たちに「うそつき」と言われて、年始のご挨拶に出掛けた日の午後2時過ぎ、2人を連れてラーメン屋さんに行きました。

普段、全くどこにも連れていってあげていないので、ラーメン屋さんで周囲の皆さまが驚くほどの喜び方。有難いっ!3人でカウンターに座ったのですが、あまりにも珍しいからか長男が写真を撮れと言うので記念写真を撮りました。ラーメン屋さんで記念写真。これが長松家のお正月。

「冬休みになったらどこかへ行こうな」と軽く言ったが最後、そのまま彼らの冬休みが終わったら「うそつき」になってました。

プロスポーツマンにとって、ストレス解消は練習です。そんな気持ちがどこかに染みついているのですね。佛立教務道も同じだと思っているのです。適度な休みは必要なのかもしれませんが、それがあまり分からない。

でも、子どもたちー、あまりにも、「もう今日は最高だー!」と言うから、もう夕方だというのにそのまま八景島シーパラダイスまで走りました。

「誕生日プレゼントは何がいい?」と聞くと、「イモトアヤコさんに会いたい!」と言うくらい長男はイモトアヤコさんが好きです。僕も心から彼女のことを尊敬しています。本当に、彼女はすごい。八景島には「イッテQ水族館」があるので、3人でそこを目指しました。

でも、到着してみたら、シロイルカとスキンシップが出来るという企画があり、若い頃は水族館のイルカたちを全て海に戻したいと思っていた僕ですが、やはり息子に自然や動物への愛を感じてもらう素晴らしい機会だと思い、思い切って申し込みました。すでに16時。最後の会の、最後のお客さん。親子3人。

インストラクターの方に従って3人で着替えました。もう彼らのテンションは最高潮!次男坊は、こんなに小さいのに巨大なシロイルカと触れ合えるかなー。

でも、大丈夫でした。風が強くて、寒くて寒くて仕方なかったのですが、ほんの数時間で、こんなに素敵な、貴重な、人生が輝き出すような体験が出来るんだな、と思いました。何時間も、何日間も、遠くにも連れて行ってあげられないけど、きっと、たくさんはないから、この希少な父との時間を、覚えていてくれるかな。僕も、父と出掛けた記憶などないし。でも、必死で生きている父と過ごした、ほんの僅かな時間が、眩しいくらい輝いているんですよねー。

「もうー、最高だったよねー!もう、今日は最高だー!」と叫んでいる2人を眺めていて、僕も心から幸せを感じました。午後からのわずか4時間ほどですが、かけがえない時間となりました。

ご家族と過ごすこともままならない忙しいお仕事をさえれているご信者さまもおられるので、僕がこんなことを書くのは申し訳ない気持ちにもなるのですが、そんな時間があったのです。有難かったですー。

ありがとうございます。

幸の湯、常さん、北九州

帰国後、成田空港から常さんの枕経へ直接向かいました。 穏やかな、安らかなお顔でした。こんなにハンサムだったかなと思いました。御題目を唱え、手を握り、ご挨拶できて、よかったです。とにかく、よかったです。 帰国して、そのまま伺うことがいいのか悩みました。海外のウイルスを万が一ご自宅へ...