2015年1月5日月曜日

締めくくりは中牧先生がご登壇!1月25日(日)は京都佛立ミュージアムへ!

京都佛立ミュージアム「ブラジルと仏教展」。

その締めくくりは、日本を代表する文化人類学者、ブラジル地域研究の先駆者、JICAの海外移住資料館や神戸の移民ミュージアム、日伯協会等でも多大な貢献をされてきた大先生・中牧先生にご講演をいただきます。

まさに、これほど光栄なことはありません。

精魂込めて開催してきた「ブラジルと仏教展」を締めくくるのに、この御方ほど有難い方はおりません。

中牧先生は、約15年ほど前に平楽寺書店から刊行された『佛立開導長松日扇とその教団(上)』にも論文を寄稿くださっていますから、私たちにとっても大変にご縁が深いのです。

中牧先生にこの企画展のアドバイザーとなっていただけたことは、小さな仏教系ミュージアムにとって考えられないほど光栄なことであり、大きな励みとなりました。

先生には、何とお礼を申し上げたらいいか、分かりません。

コレイア師からご紹介されるがままに無償でアドバイザーを引き受けてくださいました。

山崎先生も。

本当に、ありがたいです。

とにかく、ラストのテラコヤスコラは中牧先生です。

どうか、お見逃しなく、ご参加いただきたいと思います。

テラコヤスコラvol.18

「ブラジルの日本人移民史から見た茨木日水」
日系ブラジル人107年の歴史は、ブラジル仏教の歴史でもあります。1908年、神戸港を出発した第一回ブラジル移民船「笠戸丸」。そこに乗船していた一人の仏教者・茨木友次郎(日水)によって、キリスト教国・ブラジルに仏教が伝えられました。茨木はコーヒー農園での過酷な労働に従事しながら布教の意思を固め、寺院を建立し、多くの弟子を育成して「開教初祖」と位置付けられました。笠戸丸がブラジルにもたらしたのは、日本人の労働力、勤勉さ、そして仏教。ブラジル本門佛立宗開教初祖・茨木日水の足跡を辿ることで、日本人移民の歴史をひもときます。

文化人類学者
中牧弘允(なかまき ひろちか) 教授

1947年1月30日生まれ。長野県出身。東京大学大学院人文科学研究科にて柳川啓一に師事。修士課程及び博士課程修了。国立民族学博物館第1研究部助手、同助教授・教授、先端民族学研究部教授・部長を経て、2003年より民族文化研究部教授。ブラジルの地域研究及び、会社文化の人類学研究を中心に研究活動を行っている。2012年、国立民族学博物館を定年退職、同名誉教授。2012年、吹田市立博物館館長。

2015年1月25日 [SUN] 
13:00開場 14:00開演  15:30終了
入場無料
※ご予約の必要はございません。

場所 京都佛立ミュージアム
京都市上京区御前通一条上ル東竪町110

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