我が悪を我に詫びるは後悔なり

昨日から寒参詣（寒修行）がスタートいたしました。

南風が入ってきていたようで、風は強かったものの横浜は少し暖かいスタートとなりました。

寒参詣、役中テキストの読み合わせに始まる役中協議会、午後からは教務会。

今年のご奉公が本格的に始まったことを実感します。

昨日の朝、お懺悔の言上をさせていただきました。

満座のお参詣の中のお懺悔言上は、なさったご本人にとっても、それを聞かせていただく参詣者にとっても、佛立信心の尊さをあらわす、ありがたいことだと確信します。

「懺悔は起信のスガタ也」

「懺悔の心起る時に、己れが我は破れたり」

「さんげの心に我慢（我と慢心）なし。我慢の心にさんげなし。改良の心に謗法なし」

お懺悔をなさる姿は、ご信心のお手本です。

たとえ壮絶な内容であっても、お懺悔できるようになった尊さを思うべきです。

「懺悔は悪魔退散の祈祷なり」

お懺悔させていただくことで、大きな罪障も消滅させていただくことが出来ると教えていただきます。

お懺悔が出来ない。

お懺悔がさせられない。

それでは、みんな、救えないし、救われない。

そのままではご奉公になりません。

「独（ひと）りの懺悔は懺悔に非ず。我が悪を我に詫びるは後悔なり。懺悔に非ず」

寒参詣の初日に、お懺悔の姿を見せていただいた私たちは、これが佛立信心であることを肝に銘じてご奉公させていただかなければなりません。

まっすぐに、思いを受け止められるように。

まっすぐに、お折伏させていただけるように。

まっすぐに、お互いに支え、励ましあえるように。

「億万の口唱をすとも、謗罪を懺悔せずして利生は蒙り難し」

「御罰にて驚き、懺悔して真の信者となる」

「正直なる者は早く懺悔す」

一緒に苦しんで、一緒に泣いて、一緒にお願いして、一緒に誓うこと。

年末年始、大晦日もお助行に通っていた清康師。

心の通ったご奉公とは、本当に有難いです。

そこから離れないように、また、みんなで、ご信心、ご奉公させていただきたいと思います。

寒参詣第二日目。今朝もお参詣、ご奉公、ありがとうございました。

いま、熱海に着きました。

これから、山村御導師の本葬儀に参列させていただきます。