終了まであと残すところ1週間となった「ブラジルと仏教展」。
そのフィナーレにふさわしく、最後のテラコヤスコラにご登壇いただくのは、文化人類学者・中牧弘允(なかまき ひろちか)教授です。
先生は、まさにブラジル移民研究の第一人者です。
その先生から、水野龍さんや茨木日水上人について、ブラジルに渡った日本人移民についてお話をいただきます。
私もご奉公させていただこうと予定しておりましたが、当山の功労者・寺尾俊子さまが93才でご帰寂になり、通夜告別式のご奉公となり出仕できなくなりました。
申し訳ございません。
今日は「ほんもんさんアート市」も開催されており、Ustreamを見ていると次々に来館者が入ってこられているのが分かります。
北野の地で、京都佛立ミュージアムが活き活きと存在感を増しているのを感じます。
前向きにご奉公いただいている皆さまのおかげです。
さて、この後、14時からテラコヤスコラvol.18ですー。
Ustreamでも配信を予定しています。
ミュージアムのWEB
どうか、おたのもーします。
テラコヤスコラvol.18
「ブラジルの日本人移民史から見た茨木日水」
「ブラジルの日本人移民史から見た茨木日水」
日系ブラジル人107年の歴史は、ブラジル仏教の歴史でもあります。1908年、神戸港を出発した第一回ブラジル移民船「笠戸丸」。そこに乗船していた一人の仏教者・茨木友次郎(日水)によって、キリスト教国・ブラジルに仏教が伝えられました。茨木はコーヒー農園での過酷な労働に従事しながら布教の意思を固め、寺院を建立し、多くの弟子を育成して「開教初祖」と位置付けられました。笠戸丸がブラジルにもたらしたのは、日本人の労働力、勤勉さ、そして仏教。ブラジル本門佛立宗開教初祖・茨木日水の足跡を辿ることで、日本人移民の歴史をひもときます。
文化人類学者
中牧弘允(なかまき ひろちか) 教授
1947年1月30日生まれ。長野県出身。東京大学大学院人文科学研究科にて柳川啓一に師事。修士課程及び博士課程修了。国立民族学博物館第1研究部助手、同助教授・教授、先端民族学研究部教授・部長を経て、2003年より民族文化研究部教授。ブラジルの地域研究及び、会社文化の人類学研究を中心に研究活動を行っている。2012年、国立民族学博物館を定年退職、同名誉教授。2012年、吹田市立博物館館長。
場所 京都佛立ミュージアム
京都市上京区御前通一条上ル東竪町110
075-288-3344 www.hbsmuseum.jp
京都市上京区御前通一条上ル東竪町110
075-288-3344 www.hbsmuseum.jp
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