2015年1月6日火曜日

「班長さん、ありがとうございます。」 役中テキスト 平成27年1月号

新年あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

昨年は教化誓願も成就させていただくことが出来ました。これはこの十数年間のご奉公でも大変な出来事です。教化誓願にあと一歩届かない年がずっと続いていたのです。しかし、平成26年度は89戸の誓願で91戸の成就。素晴らしい快挙です。

教区独自のご奉公を展開していただき、十二月十三日の発表会も大いに盛り上がりました。弘通デー、下種結縁や口唱会も定着し、それぞれが工夫しながらご奉公を進めてくださっていました。

一人ひとりのご信心が結集して、特別な年ではないのに中盤からジワジワと教化を成就される方が増えてゆき、年末には大きな波となって誓願成就となりました。本当に、ありがとうございました。

妙深寺の財団、佛立生活文化研究所も、本格的な活動を展開してくださっております。月始総講のパンの販売も、妙深寺の朝市も、美味しいお野菜、お米も、お茶も、次々に定着して、大成功を収めています。本年は『地涌緑茶』もスティックタイプに挑戦し、一般の方からのお求めに応えます。

さらに、財団では葬儀屋さんの言いなりだったお葬式を革命的に変える、分かりやすい「妙深寺パッケージ」を開発してくれました。第二本堂の荘厳な空間を活かして、いざ葬儀の時に困らない、ご信心の上でも、経済的にも素晴らしいプランです。十二月の岩城家の葬儀でもこれを使わせていただきましたが、心から喜ばれていました。ご信心をしている方でも、ご信心をしていない方でも、絶対に喜ばれるご奉公です。妙深寺発の葬儀革命だと思います。

また、今年の前半は「妙深寺さくら霊園」の開発がスタートします。この計画は日博上人、先住日爽上人にお仕えされた当山の功労者・安西保善氏(安西石材店)が所有されている隣接地を、「日博上人の思いを受け継ぎ、妙深寺に寄贈できたら」というお話から始まりました。この有難いお話を受けて、妙深寺は安西石材店から隣接地を取得し、本堂と第二本堂の間に寺院墓地を建設することにいたしました。現在の急坂に歩行者用の緩やかなスロープを設置し、本堂下の正門入り口が幅広く立派になる計画です。寺院墓地ですからご信者さまにしか販売しませんが、横浜の一等地の墓地となりますからご弘通のお役に立つはずです。中には他宗派の寺院墓地(檀家寺)にお墓があるという方もいますが、これを改葬する(お墓や遺骨を移す)ことは何より大切なことです。美しく、お年を召した方にも優しい「妙深寺さくら霊園」を通じて、「お寺があるからこそ墓地を持つ意味がある」ということを、世の中に伝え直したいと思います。

「ローマは一日にして成らず」という言葉があります。一朝夕にご弘通の発展はあり得ません。柱だらけの小さなお寺から歴代の教講のみなさまがご奉公を積み重ねて今日があります。伝統を受け継いで、魂を失わず、ご奉公を積み重ねてゆけば発展もあります。魂を失い、気を緩めていると、いつでも崩れてしまいます。

次の大震災、被害を受ける確率が全国で最も高い横浜市。建物の老朽化など多くの問題もありますが、バラバラに見えていたご奉公の一つひとつが結びついて、魅力にあふれた「生きたお寺・妙深寺」の実像が現れてきたように思います。

今年は昨年以上に、心に花を、人に力を、胸を張り、誇りをもって、妙深寺を紹介し、この有難いご信心をお伝えし、お友だちをお連れいただいて、みんなでご信心させていただけるように精進して参りましょう。狂喜的情熱で精進して参りましょう。 

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