台風の影響か、横浜でも少し強い風が吹いています。
森の木のすき間に、お月さま。
本堂の向こうから朝日。
港に昇った太陽の光が、本堂に射しこみ、何ともあたたかい気持ちになります。
毎朝一番、お天目と同じく、ご宝前へのお給仕として、地涌緑茶をお煎れしているのですが、その湯沸かしはTーFALを使わせていただいています。
あっという間に、お湯が沸きます。
これを見ているだけでも、「昔の人たちは、大変だっただろうなー」と思います。
ご宝前へのお給仕に、お湯を沸かすこと一つでも、考えられないほどの手間暇をかけてご奉公されていたはず。
お仏飯だって電気炊飯器で予約して出来ているのですから、ひと昔前とは断然違います。
お灯明のことも、全部そうだけど。
便利になった分、何が出来て、何が欠けたか、何をすべきで、何に気をつけなければならないか、忘れないようにしたいものです。
大津の、林甚太郎さんのようなご奉公は、現代ではなかなか難しいと思うのですが、その心や志を忘れてしまったら、現証の御利益はありません。
便利さと、功徳は、なかなか両立しないから、困る(汗)。
今日は、東日本大震災から、4年2ヶ月目となります。
しっかりとご回向させていただきます。
0 件のコメント:
コメントを投稿