満開の桜の中、4月1日のご奉公をさせていただくことができました。
月始総講から教務会議、局長室会議まで、ノンストップ。
本当に、ご奉公いただいているみなさまに、感謝です。
博くんも、朝も東京から横浜までお参りして、お総講が終わってから東京に戻ってお仕事をされて、また19寺半からの局長室会議のために妙深寺までお参りして、そして22時過ぎに会議が終わり、また東京の自宅へ戻るというー。
まさに、ご信心、ご奉公です。
「通り道」とか「便利」とか、その真逆にある世界です。
博くんに限らず、そうした方々ばかりで、本当に、みなさま、ありがとうございますー。
妙深寺の桜は、本当に見事に咲き誇っていました。
さっき、会議の終わり頃、横浜には冷たい雨が降り始めました。
厳しいですねー。
でも、本当に、美しいー。
大好きです、たくさんの思い出が、ここにあります。
平成5年4月3日の夕方の出来事は『佛立魂』という本にまとめさせていただきました。
あの時も、満開の桜でした。
平成12年の4月。
細くなった父と一緒に、この桜の樹の下を歩きました。
あの夜も、満開でしたー。
そして、その2ヶ月後に、父との別れが来ました。
あれから、16年です。
ほんの少し前のことみたいに、父のことを覚えています。
ほんとーに、頭の中は子どもなんですねー。
大好きです、桜も、お父さんも。
バカ息子過ぎたからですね。
時間が少なかったからかな。
ずっと、父に手紙を書くように、生きているのかなーと思います。
今年も、桜が咲きました。
今夜は雨に濡れています。
それも、美しい。
あちこちで、美しい桜を眺めながら、花見をされている方がいると思うのですが、「自分に関係のある桜」を持っている人の方が、幸せかもしれません。
『星の王子様』ではないけれど、薔薇も、世界中に何百万本咲いていようと、自分に関係のある薔薇、特別な薔薇、大切な薔薇は、たった一本だろうから。
僕にとって、世界中、日本中に、見事な桜が咲いているだろうけど、一番はこの妙深寺の桜、佛立魂を教えていただいた桜、父と見上げた桜です。
ちょっと違うかもしれないけれど、サン=テグジュペリはこんなことを書いています。
「君が君のバラのために失った時間こそが、君のバラをかけがえのないものにしているんだよ」
うーん、桜も、きっとそうかもしれませんね。
その桜の木の下で過ごした時間、誰と見上げて、何を話し合ったか、そこが大切かもしれません。
その桜が、かけがえのないものになった理由が、あるんですね。
かけがえのない桜、ありますか?
どうせなら、そういう桜を、大好きな人、大切な人と、見上げましょう。
見上げられたら、幸せですね。
見上げられたら、幸せだなぁ。
今年も桜が咲きました。
今夜は、雨が降りました。
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