長野でのご奉公、無事に終了いたしました。
新幹線で、東京に向かっていますー。
築城十年、落城一日。
「従多帰一」と教えていただきながら、バラバラになってゆくことの方が多いものです。
功徳を積むより果報を使う方が多く、種を蒔くより果実を取ることの方が多いということでしょう。
築城に、膨大な時間を積み重ねたお寺というかけがえのない城も、あっという間に護持することが難しくなってしまうものです。
事実、いま日本中でたくさんのお寺が「廃寺」になっているそうです。
そういう困窮したお寺の住職(代表役員)が、闇取引で「宗教法人格」を売り出していると聞きます。
それを、税務対策で買う人もいるというから世も末です。
長野の本晨寺は立派な法城ですが、やはり懸命に再建ご奉公を進めています。
午前中、深恭師や幹部の方々と会議をさせていただきましたが、本当に厳しい状態です。
まずは責任者である住職がお預かりするお布施やご供養を、全てお寺にご有志させていただき、再建を目指します。
妙深寺があればこそ出来ることですが、兼務中に、本晨寺の護持体制を健全化して、引き継ぎが出来ればと思います。
午後は長野別院の教区御講ー。
高木さんから有難いお話をお聞きし、救われる思いでした。
正当性を掲げて分離独立することも、バラバラになることも簡単ですが、「従多帰一」と教えていただくように、一つになることこそ意味があり、おはからいがあり、大切。
バラバラになるのも、するのも簡単。
一つにするのは何百、何千、何万倍も大変。
でも、意味がある。
とにかく、グランデ・ファミリアで訴え続けたように、バラバラのものが一つになること、バラバラのものを一つにすることこそ、いま求められているご奉公だから。
グーッと腹に鉛を抱えているように感じるけれど、長野別院のご宝前でお看経させていただき、軽くなりました。
今夜は、小学館の方からお誘いいただき、このまま丸善丸の内本店で行われる『英語の仕事術』と題された岩田ヘレンさんのセミナーに出席させていただきます。
http://www.shogakukan.co.jp/news/event
下手っぴな英語でご迷惑をかけながら海外でご奉公していますが、せっかくお声をかけていただいたので勉強してまいりますー。
今年の年末、また本を出させていただけたらと思っています。
こんな私を気にかけてくださる出版社の方々に心から感謝です(涙)。
過去の勉強不足を反省し、ひれ伏して勉強いたします。
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