図録『日博上人伝 〜受け継がれる不屈の佛立魂〜』は、私たちのご奉公のルーツ、スピリット、動き方や考え方の根底にあるものが凝縮された一冊となりました。
今日は、ネパール大地震が発生してから1年目となる日。
振り返って、約1万人が亡くなったこの恐ろしい大地震からわずか1年で、すでにネパールは私たちにとって特別な国となりました。
今回、コレイア御導師と共にネパールでご奉公できたことは、短い一生の宝物となる贅沢な時間でした。
清行師にとっても、愛し、尊敬する父親に、これまでのご奉公を見ていただけるなんて、厳しくご指導もいただいていましたが、何より幸せな時間となったことでしょう。
親子で二人乗りをして、カトマンズ市内をバイクで移動する姿は、とても印象的でした。
清行師が嬉しそうでした。
カトマンズでも、スンカニ村でも、サムンドゥラデヴィでも、今回はバイクもたくさん使いました。
陽が落ちるまで時間がなくなり、壮絶な悪路でもあり、半ば諦めかけましたが、3台のバイクを使ってサムンドゥラデヴィの学校まで行きました。
学校の壁にかかる御本尊、事故のあった場所に植えられた桜の木。
コレイア御導師と一緒にお看経させていただくことが出来ました。
そして、太陽が沈むギリギリの時間までに、スンカニの村まで戻ることが出来ました。
無事にご奉公させていただけたことは本当にありがたいことでした。
山の上からすると地の底のように思える川まで下りました。
みんなでシャワー代わりに川で身体を洗いました。
そこから吊り橋を渡り、山を登って、またビカス君の家に行きました。
双子のガンガーちゃんとジャムナちゃんと再会することが出来ました。
21才の奥さんとは今回が初対面でしたが、とっても素敵な女性でした。
ビカスの家に泊まるのは2度目になりました(汗)。
そのビカスの家からも、私たちの塔が見えました。
建設中の追悼碑、HBSネパール平和題目塔は、カトマンズから交通の便も良く、深い渓谷を越えたサムンドゥラデヴィや対面する山や峠からも見ることのできる素晴らしい場所にあります。
この場所を提供いただいたことだけでも、普通では考えられません。
ここからの支援活動は、息長く、より深く、ネパールで生まれたメンバーと共に進めてゆきたいと思います。
ネパールで見た満月はピンクムーン。
4月のお月さまを、そう呼ぶことがあるそうです。
本当に不思議なことですが、ネパールを訪れる時はいつも満月でした。
5年前、コレイア師と共に訪れたネパール、ルンビニーの上に輝くお月さまも満月でした。
2年前のルンビニーも満月。
今年の1月も満月。
そして、今回も満月、ピンクムーンでした。
犠牲者の方々の霊を悼み、旭を想い、これからも種まきを続け、スリランカ、ネパール、そしてインドと、点と点が結びつき、大きな輪となってゆくように、ご奉公させていただきたいと思います。
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