カトマンズの空港、搭乗口までたどり着きました。
今日は一日中カトマンズ市内で御本尊ご奉安のご奉公に廻りました。
フライトに間に合わないかと思いましたが、23時出発のピッタリ2時間前、21時に到着することが出来ました。
みんな、昨年の8月に、HBS第一次支援隊と出会い、そこから始まったメンバーたちです。
あれから8ヶ月。
厳しく、哀しいこともあった支援活動を、共に過ごしてきました。
それぞれ懐中御本尊をいただき、学校建設やストゥーパ建設のご奉公に励んできてくれましたが、今回まで自宅へのご弘通御本尊の奉安は待ってもらってきました。
コツコツとご奉公を重ねて、その気持ちが本当であることを確認して、晴れて今日の日を迎えました。
ありがたい。
みんな、家族への説明も大変です。
シヴァを祀り、ビシュヌ、クリシュナ、ブッダも敬えば、ラマ教など秘儀を用いる土着の信仰もあります。
しかし、ご信者さん、お坊さんの別なく、汗を流しながらご奉公する姿、明るく、前向きに、ご信心する姿を見て、どうしても自宅に御本尊をお迎えしたいという気持ちを強く持ち続けてくれました。
セックス、ドラッグ、酒、博打、暴力。
彼らを苦しめてきた全てのもの、たくさんのこと。
家族も諦めかけていた時、ポジティブなエネルギーに満ちた教えと出会うことが出来た、僕は変われた、僕は救われた、自分を見つけた、人生を取り戻すことが出来たと、喜びを語り、今日を迎えたのでした。
様々な縛り、ドグマからも解放されて、本当に自由になる。
日本人の僕たちにとって、彼らの感動はなかなか理解できないと思うのですが、素晴らしい光景でした。
その感動こそ、仏教の極意、佛立の真骨頂、証明です。
「エンライトメント」の中身は、知識的な悟りではなく、ご信心に出会えた喜び、法悦です。
スバスの奥さん、23才のサリナは、スンカニ村の建設工事でも、朝参詣でも、巡回ご奉公にも、率先してお参詣していました。
彼女は、自分の夫が変わったことに感激して、このダルマ、南無妙法蓮華経を信じようと思ったと語ってくれました。
夫婦揃って御題目をお唱えする姿、サリナの美しい御題目の声は、何もなかったネパールのご弘通の象徴であるかのように感じました。
支援物資をお届けするために訪れたネパール、子どもたちに文房具を届け、お米を運び、 壊れた学校の教室を見かねて校舎建設が始まり、現地の人々の求めに応じてネパール大地震の追悼碑を建設することになりました。
8ヶ月間、この国でご縁が広がり続けています。
彼らから受ける様々な質問は、そのままこのご奉公が、現証のご利益であると実感するのでした。
スリランカ、インド、ネパール。
地球の歴史に参加させていただいていると実感できるご奉公でした。
何があってもおかしくない地球の上で、こうした種まきが人類の希望であることを証明したいものです。
最初にディペッシュの家、そしてアシスの家、スニルの家、スバスの家、そしてナヴィンくんの経営しているファーム・ハウスとライブレストランへお助行に行き、最後にビノッドの家へ。
夜、21時まで駆け回りましたが、時間が足りませんでした。
と、ここまで書いて、搭乗しました。
今は、曇り空の香港まで戻ってきました。
土木作業で日焼けして、顔がボロボロで恥ずかしい。
明日は、京都 本山宥清寺の門祖会です。
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