2016年4月2日土曜日

『本晨寺通信 住職より』 平成28年4月1日発行

ありがとうございます。

4月1日は、佛立開導長松清風日扇聖人の199回目のお誕生日です。いよいよ来年はご生誕200年慶讃のその時をお迎えすることとなります。

この慶讃ご奉公は、まさしく本門佛立宗の教務やご信者にとって、今日までのご信心、ご奉公の在り方を問われるものだと思います。なぜなら、開導聖人を正統に称えられるのも、称えるべきなのも、私たち佛立教講以外にはいないからです。

しかし、宗門では数年ごとに大きなご奉公があり、こうしたことに慣れてしまったのか、受け止めるお寺や教講によって温度差があり、どこか興ざめしている空気も感じられます。

これは、言語道断の、佛立教務や佛立信者と呼べない、恩を知らぬ者という謗りを免れない所業、ご信心前と言えるでしょう。

私たち教講は、仏丸を使い、御教歌を用い、御指南をはじめ、開導聖人が身命を削られてお残しくださったありとあらゆる恩恵をいただいている身の上です。

この恩恵があればこそ、私たちはご信心が出来ている、御利益をいただいている、教務にいたっては生活させていただいています。

上の上のお師匠さまに当たり、佛立教講にとって全ての源にある開導聖人の慶讃ご奉公に、力が入らない、その尊い意義が見出せないというのであれば、それこそ信心衰退や退廃の証拠です。自分自身が御利益から遠ざかるのみならず、周囲を迷惑させる罪があります。断固として改良しなければなりません。

開導聖人、本門佛立宗の存在意義を、私たち自身が見失ってはいけませんし、見失わせてはいけないのです。

本門八品所顕上行所伝本因下種の南無妙法蓮華経…。

ご宝前にしがみつき、奮起しなければなりません。過去の罪障を振り返るのではなく、現在の功徳を見るべきです。為すべきことがたくさんあります。私たちしかいないのです。

ご信心の改良は、お看経を増やし、お参詣を増やすことで成就します。そうすれば、必ず心の中に、このご信心にお出値い出来た歓びが溢れてきます。

多くの人びとが、妄想や幻想を追い求め、その中に暮らして、迷い苦しんでいます。親子や家族のトラブル、心の病は増え続けて、解決の糸口さえ見えません。

ここに清き流れを受け継いだ真実の仏教があります。伝えることが私たちの責務です。

開導聖人のお誕生日をお祝いしましょう。

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