2024年12月4日水曜日
【12月月始総講】喜びのない信心はない【長松清潤ご住職】
カルパ・ウダンタさん体験談/Speech by Mr. Kalpa Udantha on his faith & practice
2024年12月2日月曜日
寂しいお別れの中に
12月となりました。今年の締めくくりを油断なくしっかりさせていただきましょう。
11月30日は年に一度の妙深寺京都組の御講を奉修させていただきました。古くから長松寺は所属の信徒をいただかないことになっています。とはいえお教化のご奉公は何より大切ですから、住職や淳慧師、博子姉のお教化や御縁が重なって「京都組」が生まれました。
今年の御講では参詣者全員から「今年のよかったこと」を話していただきました。本当に素晴らしい話ばかりで胸がいっぱいになりました。
今年、京都組では寂しいお別れもありました。92才でご帰寂になった千鶴子お母さん。16年前にお教化させていただいた方のお母さま。ゼロからのご信心、いろいろなことがありました。思い出たくさん。
最後の最後、台湾展の準備の合間、今達さんに病院まで送っていただいて、今生最後のご挨拶ができました。
たくさんの出会いと、たくさんのお別れ。
何もかもがあり得ないほどの奇跡で、最後の最後まで感動、感激でした。介護も、看病も、看取りも、お見送りも、すべて手抜きなし、ご信心の教えのとおりに大切なことを大切になさって、全ての場面であり得ないような現証をいただかれた。すごかったです。
さみしいけれど、その寂しさの中にきっと有難さがあります。もしかしたら、寂しさがなければ有難さもないのかな。心から、学ばせていただきました。全員の現証の御利益、本当にありがとうございました。
12月、今日は20時近くまで教務会でした。ありがたいご信心だけれど、新鮮で純粋に保つことは難しいものです。末法の世界では本当に難しい。みんなが自己主張し、本当は利己主張なのだけど、結果として自ら孤立や孤独の道を選んでゆく。賢い選択だと思って寂しい生き方を選んでしまう。取り返しのつかない間違いを人は喜々としてしてしまうものですね。
とにかく、感謝と感動を忘れて仏道修行はありません。感謝と感動、歓喜、感激を失ったなら、佛立仏教徒ですらなくなります。だから、難しい、だから、修行です。
ここで出逢えたみんなと共に、喜びを噛みしめたいものです。今生人界、生きている間だけ、功徳を積むことが出来ます。無常だからこそ際立って有難いです。
南無妙法蓮華経
ありがとうございます。
2024年12月1日日曜日
せっかくなら歓喜踊躍の人生を
ありがとうございます。
令和6年の最終月を迎えました。当たり前のことですが、今年も一年が終わろうとしております。
11月、妙深寺は仏陀の生まれたネパールの首都・カトマンズに親会場を開設しました。九年前、ネパール大地震の支援活動中に小原旭くんが亡くなりました。絶望的な出来事で一縷の希望も見えない状況でした。しかし、小原家のご両親、ご家族、小原日諭御導師のご理解とお力添えをいただき、断固たる決意をもって、旭くんの命を輝かせる道、つまり撤退ではなく、前進することを選びました。
あれから9年。何もなかった、ただの一人も上行所伝の御題目を知らない、唱えたこともない国で、ご信心する方が着実に増えてきました。難しいことは分からなくても、歴史は短くても、南無妙法蓮華経と御題目を唱えて、現証の御利益をいただく方々が多くいます。大変にありがたく、葬式仏教でもなく、新興宗教でもない、本物、生きた仏教の証明です。
「御利益は初心にあり」
佛立開導日扇聖人は常々に御指南されています。初心の信心こそが御利益の源です。
日本であろうと、ネパールやスリランカ、世界中どこであっても、御題目をいただいたからには、御法門を尊く敬い、素直正直に、御題目を唱え、ご奉公に励んでいたならば、必ず現証の御利益を頂戴します。絶対です。
「御利益は初心に限る。清風もこの初心こそ御師匠なれ」
開導聖人のお師匠さまはご自身の「初心」であるとお示しです。
「信心増進と申すは初心の正直のところにかへるが信心増進と申すなり」
私たちは毎日「信心増進」と言上、ご祈願しています。その本当の意味は初心の正直なところに「帰る」ことだと開導聖人はお示しです。前に進むというより原点に立ち返ることです。つまり、入信したての頃や御利益を頂戴して感激した時に帰ることです。
今年から唱和していただいている妙深寺信徒の「祈りと誓い」は「無常」を肝に銘じ、だからこそ、一日一日を大切に、積極果敢なご奉公に努め励む大事を確認するものです。ここに佛立信行の基本、骨格、大切なことは全て含まれています。中でも「強く、明るく、楽しんで」は絶対に欠かせない心がけです。
一年を締めくくり、新しい年を迎える前に、つくづく「歓喜」「随喜」「感謝」「感動」の大事を確認し、噛み締めましょう。これらは仏陀釈尊が法華経に示された信者の姿です。
「諸の疑惑なく、心に大歓喜を生じて、自ら当に作仏すべしと知れ」
「我等今日仏の音教を聞いて歓喜踊躍して未曾有なることを得たり」
「貧人、此の珠を見て其の心大に歓喜し」
これらのお経文を拝見してお祖師さまは、
「所謂末法に入つて此の珠とは南無妙法蓮華経なり。貧人とは日本国の一切衆生なり。
此の題目を信じ奉る者は心大歓喜せり。」
とお示しです。「心大歓喜」。これがご信心の大目標であり、修行なのです。
信心とは随喜、感動、歓喜、感謝。感動のないご信心はありません。感謝と感動がない信心はニセモノです。信心を所作振る舞いに表すということは「感謝」と「感動」を顔と言葉と行動に表すということです。
みんなで、踊り上がるほどの感激を胸に、ご奉公させていただきましょう。
「うれしさ、身にも心にも余りて置き所なし。歓喜踊躍これなり。捨身決定して励むべき也」
【12月月始総講】喜びのない信心はない【長松清潤ご住職】
御教歌「うれしさを忘れぬ人ぞ世の中の 人にすゝめて法を弘むる」 御教歌「さとれるをさとらずといひさとらざる 信者をさとるといふ宗旨也」 「諸の疑惑なく 心に大歓喜を生じて 自ら当に作仏すべしと知れ」法華経 方便品 第二 「様々な疑惑を持つことなく、心に大歓喜を起こして、自らまさに...
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この地球が到達した、彼も助かり我も助かる、持続可能の再生可能クリーンエネルギーを確かめ合えた時間。 普遍真理、普遍思想を説く仏教が、人びとのライフスタイルに密着し、プラクティカルに実現していることに感激する一座が、本門佛立宗妙深寺の開導会でした。これほど嬉しいことはありません。...
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磁力で引き寄せられるように自然と一つになってゆく。人間たちの想像をはるかに超えて。僕たちは大きな宇宙の中の小さなピースに過ぎないから。本当に、不思議です。誰がシナリオを書いているんだろう。 今日、サンフランシスコの淳子さんが妙深寺にお参詣くださいました。まったく知らなかったです。...
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4月3日、無事にFMヨコハマ「横浜ラグーン」を放送させていただくことが出来ました。ご奉公に追われてまたまたお知らせが遅くなってしまいました。 「横浜ラグーン」は、時代の激しい波の中、日々世界へ出航してゆく皆さまに、安らぎとエネルギーをお送りするエンパワーメントプログラムです。免疫...