昨日は年に一度のミドルエイジ御講でした。たくさんのお参りをいただきました。懐かしい方々も、新しい方々もいて、住職として本当に嬉しかったです。
ミドルエイジの方々はお仕事や子育てや勉強など、この社会の真っ只中、最前線に立っておられる方々。余裕や時間のある方は少ないはずですし、むしろストレスや課題を抱えておられる方々が多くおられると思います。
価値観というか、価値そのものが激変している世の中。時々刻々とは言わないけれど、劇的に、圧倒的に変化しています。
今の社会で生き抜くのは並大抵ではありません。本当に過酷です。何かを削り、何かを捨て、何かを背負い、どこかで無理をしたり、どこかをマヒさせたり、どこか誤魔化したりしながら、生きているということ。
まともなことを言ってくれる人が少なくなったと感じませんか?ひどいことを言う人やズルいことをする人が、正しかったり、強かったり、評価されたり、そもそもそんな人がいいのかな、と感じたり。そう勘違いしそうな世の中、雰囲気が蔓延してる。そんなお話を聞きます。
ミドルエイジの方々にこそ、正しい信仰が必要だと思います。忙しく、大変な日々だからこそ、生きたお寺が必要だし、何でも相談できる御講師の存在や利害損得ぬきでアドバイスいただけるお寺つながりの仲間の存在が必要だと思うのです。
ミドルエイジの方々の多くもきっと気づいておられると思います。この時代を生きる者に欠かせない心の支え、お寺というもの、信仰というもの。
まゆみちゃんの体験談は、絶対に、参詣者全員の心に響いたと思います。聞いていて、胸がいっぱいになり、涙が込み上げて、嗚咽しそうになりました。なにもかも、ありのまま、そのままにお話してくれました。妙深寺に是非「がんサロン」を作りたいです。不安でいっぱいの方々の力になることは間違いありません。ありがとうございます。
ミドルエイジ御講にあたり、たくさん考え、たくさん学ばせていただきました。
やはり、僕は感謝と感動だと思いました。エントロピーの法則ではないけれど、そのまま何もしなければ、何もなければ、人生の厳しさや忙しい毎日に、心がささくれて、寂しくて、元気を失ってしまうと思うんです。
でも、心に喜びが湧き起こる、胸に感謝が湧き起こる、それがご信心、そのためのお寺、御題目だと思うのです。そのことを知ってもらいたい。ミドルエイジの方々だからこそ、知っていただきたいと思っていたのです。
たくさんの思いを込めて、ミドルエイジ住職御講を奉修させていただきました。御講の後はカフェに移動してみんなで盛大に懇親会をしました。盛り上がって本当によかった。ゆっくり時間を過ごせて心からありがたく思いました。引き続き膝を交えて語り合える時間を作っていきたいです。
お参詣、ご奉公いただいた皆さまに心から感謝しております。
生きたお寺・妙深寺のナイスミドルの御講でした。
ありがとうございます。
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