2024年12月6日金曜日

今生人界の記念写真




















12月3日、小百合さんのお父さまのご納骨をさせていただきました。あり得ないような流れをいただいて、宝くんの眠る納骨壇にお父さまのご遺骨をお納めさせていただきました。


10月20日の夜、病院に向かって走り、その途中で訃報を聞きました。不思議なことでした。担当の先生が最後の確認をする前に私も病室にいました。


ご家族が揃い、涙の別れ。霊安室から妙深寺の第二本堂へ。実際、亡くなる直前、お父さまはご自身で御本尊拝受願いにサインされていました。最後のお見舞いでは満面の笑顔で応えてくださいました。今生人界、記念の写真です。


ほんの数ヶ月前まで、このようになるとは思ってもいませんでした。大きな壁を感じていました。でも、小百合さんのご信心やみんなの真心が一つになって、心の壁は消え、素晴らしいお見送りが出来たのでした。


お父さまはご奉安された御本尊さまと共に49日忌までご自宅で過ごし、12月3日に妙深寺の第二本堂で尽七日忌法要、ご納骨できました。葬儀の時と同じく、ロサンゼルスとオンラインで結び、納骨の瞬間まで一緒にお参りいただきました。お母さんの涙、忘れません。


この2年弱、様々なことがありました。少なくとも、不安を抱え、どうしていいか分からない状況から、一つ一つ丁寧に教えていただき、ここまでたどり着くことが出来ました。宝くんのご遺骨が第二本堂に納骨されたのは去年の9月。12月にお父さんが車イスで初めてお参りくださいました。そして今年の7月18日、秩父で、初めてお父さまと直接お会いしました。


葬儀の直前、なんとサンフランシスコの淳子さんが妙深寺にお参りくださり、ロサンゼルスの小百合さんと本堂でバッタリ出会うというまたまた奇跡のようなこともありました。何もかも不思議なタイミングでした。


とにかく、ありがたかったです。ご家族のご信心が再び一つになりました。本当に、ありがたいです。お祖父ちゃんと孫の宝くんが、今は一緒に眠っておられます。


因果の法則の最も大切なところは「因」と「果」の間にある「縁」です。この「縁」によって「報」は変わります。結果が変わるのです。だから「因縁果報」の法則では「縁」こそが大切です。


みんなで「いい縁」を作れますように。「いい縁」に恵まれますように。自分も、誰かにとっての「いい縁」となれますように。


ご納骨の直前は若葉教区、箕輪さんのご自宅で教区御講でした。素晴らしい御講でした。お席主の千代子お母さまはこの日のために畳を張り替え、襖を新しくされたと聞きました。それほどまでに志を立てて、待ちに待ってお迎えいただいた御講でした。今年最後の御講、お参詣者もいっぱいでした。


10月8日に妙深寺の本堂で結婚式を挙げた二人もしっかりお参りくださっていました。本当に素晴らしい結婚式でした。何より参列したお友だち皆さんがお寺での結婚式に感動してくださっていたと聞き、感激しました。本当に、ありがたいです。お寺と共にある暮らし。末永く幸せな家庭を築いていただきたい。心から願っています。


師走のありがたいご奉公の日々。

南無妙法蓮華経

ありがとうございます。

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