土曜日、日曜日と、妙深寺の平成21年度・門祖日隆大聖人・門祖会が奉修された。いま、奉修の直後で、心地良い疲れと共にブログを書いている。
二日間ともに快晴の下、現時点での参詣数1261名(他寺院・ボーイスカウト・ガールスカウトを除く)のお参詣をいただいて、本当に盛大に奉修させていただくことが出来た。また、今回の門祖会は住職が奉修導師ということだったので、他寺院からの団参もいただかず、完全に寺内のみで奉修させていただくことになっていたが、北は北海道から南は九州、関西から関東近郊の寺院から多くのお参詣をいただいた。
参詣将引のご奉公では、「お参詣します」という方の集計を部長さんがしてくださっているのだが、今回は直前まで例年よりも少ないのではないかと心配していた。しかし、土曜日の第一座で432名のお参詣。では、土曜日にお参詣をいただきすぎて日曜日のお参詣が少ないのではないかと心配していたが、そうではなかった。本当に、お参詣者の方々の功徳、ご信心がありがたい。
今回の門祖会でも、昨年秋の高祖会に続いて薫化会の子どもたちが練習を重ねて法鼓のご奉公をしてくださっていた。いったい、何人の子どもたちが法鼓を叩けるようになっているのだろう。交代交代で、それぞれの座ごとに交代して叩いてくれている。しかも、うまい!じょうず!すごい!教えている参与さんよりうまいんじゃない(笑)?
今回のお参詣者の方々を拝見していて、妙深寺の三大会(さんだいえ)の傾向が分かった。本当に新しい顔ぶれの方々が増えている。また、ご信者が多くの友人や知人の方を誘ってくださり、いわばそうしたご信者ではない方々のお参詣も多い。数年前から「感動あるお会式企画」の部署を作り、それぞれ工夫をこらしたご奉公を進めてきてくださったのだが、完全に実りの時期を迎えたのだろう。丁寧な説明、ご案内、ご挨拶など、分かりやすい、お友だちを連れてきたくなるようなものにしてくださっているのだろう。
それぞれの座の奉修直後に、奉修導師と出座教務諸師が御控之間に下がるのだが、これを今回は新しい方々との交流の時間にさせていただいた。つまり、奉修の後で本堂の後ろに来てくだされば、私もお参詣者の方々とお話ししたり、ご挨拶させていただけるのである。今回、こうしてご信者さんではない方ともふれあうことが出来て、本当に充実したお会式になった。
昨日の夕方、土曜日の奉修後に、安彦さんから連絡があった。「ご住職、いらっしゃいますか?時間をつくれますか?」と。私は「はい」と答え、安彦さんは「では今からお寺に行きますから、お時間ください」と言って電話を切った。30分後くらいして安彦さんがお着物を着た女性をお連れになった。お話をお聞きしてみると、安彦さんは「ご住職が誰とでも会わせてくださいって仰ったのを聞いて、もう自分でも分からないのだけど、この方がされているお店に行って、お寺のことをお話ししていたら、では行こう!となってお連れしたの」ということだった。その女性といろいろなお話をする中で、「ぜひ、私もご信心させていただきたい」となり、その場で御本尊拝受願いをお書きになり、「こんなに清々しい気持ちになったのは久しぶりです」とお喜びいただいてお帰りになった。お教化のできる御会式。本当にありがたい。
もっともっと、書かせていただきたいことがあるが、今日は大阪からゆかなちゃんもお参詣くださったし、ベルリンから平成のミケランジェロ・田口行弘くんがお参詣くださり、本当に有難かった。田口くんのすごさについては、また別の項で書かせていただきたい。彼は、本当に才能を開花させ、世界が認める芸術家として大成しようとしている。今回は第12回 文化庁メディア芸術祭で「Moment-performatives spazierenが優秀賞と受賞し、国立新美術館での表彰式に出席するための来日。本当に、すごいなぁ。お参詣も、ありがたい。
門祖会、またまた素晴らしいご奉公をしてくださった皆さまに、感謝、感謝。
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