2009年2月9日月曜日

ジャヤシンハさん宅へのお助行

 次のお宅はジャヤシンハさんというお宅。このお宅は既にカスン君のご実家がお教化されていて、御本尊が立派にご奉安されていた。カスン君はスリランカHBSで活躍する青年会のホープである。カスン君はコロンボの中心にオフィスを構えている。若いのに、家賃7万円近くを支払っていると聞き驚いた。日本と比べても大変な家賃ではないかな。仕事をこなし、ご奉公を優先して、本当に頑張ってくれている。その実家のご近所で、彼らがお教化したというのがジャヤシンハさんというご家族である。
 新しい、立派なお宅なのだが、ちょっと面白い。この地域は新興住宅街。しかし、スリランカで家を建てるということは、建つまでずっと待って、完成してから引っ越して住み始める、というものではないらしい。建設は、とてもゆっくり進むのである。だから、建設途中の家に、家族みんなが住んでいる。このお宅も、素晴らしい家なのだが、まだまだ建設途中で、そこら中に建築資材などが置かれており、むき出しのコンクリートもある。
 玄関を入ると吹き抜けのホールがあり、その向こう側に御戒壇がご奉安されていた。フェンスで仕切られていて、吹き抜けのホールをのぞき込めるようになっているのだが、日本の感覚からすれば不思議な空間でもお看経となる。とにかく、このご家族の精一杯のご信心、ご奉公。家族の人を身近に座らせて、お看経スタート。名前を聞くと、ニマルシリ・ジャヤシンハさん、ワンミアッチ、アルナさん、ダヌシカ、プシュパさん。御宝前に言上してお助行させていただいた。

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