2009年2月4日水曜日

京都 2月の長松寺

 麩屋町の御総講が終わった。今日も、大勢のお参詣があり、有難かった。

 本当に早いものだ。もう2月。あっという間だった。スリランカに行っていたこともあるが、時間が経つのが早い。ついこの前お正月だと思っていたのに、すでに2月、寒参詣も最終日。こんなに日々が早く去っていくとは。

 京都も心なしか閑散としている。世の中の状況を反映しているのだろう。何度も書くが、人の心も荒れているように思う。つい人を非難したり、愚癡を言いたくなるだろうが、負けてならないのはそういう自分自身だ。人のせいにしたくなる自分、自分は正しくて相手が悪いと思う自分。自分次第で世界が変わること、自分の努力次第で結果が変わること、どんなに恵まれない環境でも、愚癡や非難に走る前に自分の可能性を信じて欲しい。

 日博上人が書かれた『コーヒーの壺』に日颯上人のことがたくさん書かれている。日颯上人は、事ある毎に「日本一の大馬鹿野郎!」と自分に言い聞かせていると仰っていたようだ。あれほどたくさんの方から敬われていた方が、自分自身を謙虚にするためにそんなことを仰っていたとは。本当に驚いてしまった。謙虚さの中から生まれる真の強さ。虚勢を張るのは弱い証拠。他の人に責任転嫁を試みるのは自分が生きていないのと同じだ。

 謙虚になり、裸になり、何事も真っ正面から受け止められるようになりたい。人の目を、まっすぐ見つめて、生きていきたい。腹を据えて、本当の強さを培いたい。

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