2010年8月11日水曜日

どこに行っても、どこにいても

 名残惜しい。さみしい。
 長い日程のご奉公でした。朝から夜中まで、毎日一緒にご奉公させていただきました。妙深寺では、あり得ない。妙深寺でも、御講師方がこうしたご奉公をしてくれていると思いますが、とにかく教講がもっと一緒の時間を過ごさなければ心が通じることはありません。
 4泊5日の教務養成所は、本当に特別な機会、特別なご奉公でした。加行者もそうだと思いますが、私もクタクタになりました。ただ、気持ちのいい疲れです。なぜか。生まれたての菩薩たちの旅立ちのように思うからです。
 終わってしまうと、別れは、だからこそ、さみしいです。でも、ここに参集した全員が、これから全国、全世界、どこに行っても、真実の佛立菩薩として活躍されることは間違いない。それを信じています。信じているから、疲れも、心痛も、癒えます。
 最終日は「海外弘通について」というテーマで講義もさせていただきました。少しでも、海外弘通の現状を知っていただき、それを自分とは関係ない、遠くの話にせず、国内弘通のエネルギーにしてもらいたい。「think globally, act locally」。
 これほどの期間を一緒に過ごした加行者同士、全員が、これからもお互いを高め合って、それぞれの人生に悔いなく、力強く、明るく過ごしてゆけるようにして欲しい。どこに行っても、どこにいても、年齢が離れていても、忘れずにいてほしいと思います。
 ただ、真っ直ぐに歩むことは難しいです。一人一人は、とても弱い。日常に流され、いろいろなものに縛られ、身動きが取れなくなることがあります。本音と建て前を使い分けて、貴重な自分の人生を、また自分ではない自分が生きていくような、悪循環の生活サイクルに入ってしまうことがあります。
 そうならないように、Keep in touch。どこに行っても、どこにいても、ここで得たご信心を離さず、ここでした修行に誇りを持って、頑張ってほしいです。
 ガンバロウ。

 と、言いながら、もう次の会議に出ています。弘通局の皆さま、本当にすごいタフです。

 ありがとうございます。

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