2010年8月21日土曜日

佛立教務道へ

今日の得度式の言上文と差定を参考に載せさせていただきたいと思います。先日も書きましたが、妙深寺では初代日博上人の時代から、こうした言上文に従ってご奉公させていただいております。

「法華経常住一切三宝 諸佛諸尊来臨擁護知見照覧のご宝前に謹んで言上し奉る。

本日茲に、通称有馬(ありま)幹博(もとひろ)、ディリーパ・マドゥシャン。

嘗(かつ)て菩提心を起し、清規(しんぎ)に預る事幾月(いくつき)、本化門下の化導(けどう)に懈倦(けけん)なく、発心弥々切(ほっしんいよいよせつ)なり。
本日これより得度式を挙行し、剃髪染衣出家僧形(ていはつせんいしゅっけそうぎょう)となし、本門の円戒を受けて佛立の沙弥にならんと欲するものなり。
南無妙法蓮華経。
(◆司会発声により、唱題(ゆっくり)にはいる。)
本門八品所顕 上行所伝 本因下種の南無妙法蓮華経

<唱題>
福岡御導師はデリーパ君の背後、長松清潤住職は有馬君の背後へ)

<剃髪の儀>
福岡御導師 「今、汝等(なんだち)の為に、頂髪(ちょうはつ)を浄除(じょうじょ)せんや否や」
新発意 「唯願くは浄去(じょうこ)せしめ給え」
福岡御導師 「今身より仏身に至るまで、本門の本尊を、持ち奉るや否や」
新発意 「能く持ち奉る」
福岡御導師 「本門の戒壇を、持ち奉るや否や」
新発意 「能く持ち奉る」
福岡御導師 「本門事行の要法 本門八品所顕、上行所伝、本因下種の題目を能く持たんや否や」

新発意 「能く持ち奉る、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経、南無妙法蓮華経」
<剃髪唱文>長松清潤住職 発声
「流転三界中 恩愛不能断 棄恩入無為 真実報恩者」
(※新発意、袈裟法衣着用の為、退堂。法衣にあらためて昇堂。)
<言 上>
ドダンゴダ・ガマゲ・ディリーパ・マドゥシャンは、福岡日雙の徒弟として俗称を改め、「良潤(りょうじゅん)」と為し、
有馬幹博(もとひろ)は、長松清潤の徒弟として法の名字を立てて「清朋(せいほう)」と為す。
仰ぎ願くは本師釈迦牟尼世尊、末法有縁の大導師高祖日蓮大菩薩、門祖日隆大聖人、佛立開導日扇聖人、歴代の講有・先師聖人、随喜悦与(えつよ)し、以て道場に影現(ようげん)し給い、現前沙弥の浄願(じょうがん)を哀愍(あいみん)し、得度受戒の功徳を証明し、上求菩提(じょうぐぼだい)下化衆生(げけしゅじょう)の発願を成就せしめ給え。南無妙法蓮華経。
更に祈る処は現前得度の佛子、
有馬(ありま) 清朋(せいほう)。
ドダンゴダ・ガマゲ 良潤(りょうじゅん)。
無始已来 謗法罪障消滅 道念堅固 信行不退 宿植徳本(しゅくじきとくほん) 衆人愛敬(しゅにんあいぎょう) 化導成弁(けどうじょうべん) 一切無障礙。
経曰「願以此功徳普及於一切(がんにしくどくふぎょうおいっさい) 我等与衆生皆共成仏道(がとうよしゅじょうかいぐじょうぶっどう)」之文。感応道交哀愍納受。
尚、余慶を以っては、有馬(ありま)家先祖代々の諸精霊、ドダンゴダ・ガマゲ家先祖代々の諸精霊、六親眷属、有縁無縁之霊魂、法界群霊離苦得益仏果菩提。
南無妙法蓮華経
<唱題>

南無久遠・結文
本地本法、法華経常住一切三宝諸佛諸尊来臨擁護知見照覧の御宝前に言上し奉る。
今、ここに、新発意二名、有馬 清朋、ドダンゴダ・ガマゲ良潤。
末法唱導の大導師、高祖日蓮大菩薩、再興正導門祖日隆聖人、本門佛立開発教導の師、日扇聖人へと受け継がれし本化の正統、その流類の沙弥となれり。
願わくば、本門大法の功徳を顕現して仏道成就なさしめ給え。
如風於空中 一切無障礙
諸余怨敵、皆悉摧滅 令法久住 自他安穏 同帰常寂
本門八品所顕上行所伝本因下種の南無妙法蓮華経。
<允許証授与>
<初御法門拝読>
<有馬清朋師>
<ドダンゴダ・ガマゲ良潤師>
<無始已来>
<御訓示 奉修導師 鈴江日原上人>
<御挨拶 師僧   福岡日雙導師>

<記念写真>

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