2011年5月13日金曜日

静寂のナーランダ仏教僧院

日本でもその名を知られる「舎利弗尊者(シャーリプトラ)」の出身地であるナーランダ村。ラージギルから東へ1由旬のところという。

ナーランダ大学は、西暦427年に建てられた世界最古の大学の1つ。「ナランダ」とは「蓮のある場所」 " という意味私が訪れるのは二度目となる。あの感動は忘れられない。北部インド仏教の最重要拠点です。
数千年前、ブッダはこの地をが訪れ、"Pavarika" というマンゴーの木の下で説法をしたと伝えられ、その後は教団の最重要拠点となって1万人の僧侶が修学し、1500名の教員がいたそうです。

最初に訪れた時、大きなキッチンや食堂跡、図書館などが隆盛だった頃の様子を伝えていました。

この大学の壁には激しく破壊された痕が残っています。1193年、トルコイスラム人の侵略によって大学は破壊されました。そして、インドから仏教は亡んでゆきます。

チベットに残る資料には、敬慕する龍樹が講義したとも言われますが少し時代が合いません。

645年には西遊記で有名な玄奘三蔵も入学しました。しかし、門前で仏僧としての試験があり、答えに窮したため数ヶ月入門を許されず外の街に滞在していたそうです。

しかし、玄奘三蔵はここで修学を終え、最終的には副長ともなって、657部に及ぶ経典を中国に持ち帰りました。

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