「関東は長く住む場所じゃない」という友人の話には説得力があり過ぎて。みなさん、本当に、立ち上がりませんか?まともな意見があまりに少ない。煙に巻かれた話ばかり。みんなが原発近くに行く必要はないけど、わが子や孫が福島市や郡山市にいたらどう思い、何を言い、どんな風に行動しますか?同悲同苦って、そういうことではないのか。
財務省が「日本の土台が壊れる」と言い、各省庁が発表をためらい、避難や食品の安全基準の緩和を政治的に操作してるなら愚か過ぎます。また、プライオリティの付け方で間違っている。第一、誰もが役所の受付で感じるように、役人の方々はプライオリティの付け方にいつも迷っている。法を遵守するのは大切だとしても、緊急時には役立たないことが多い。そして、法治国家はいいが、そういう融通の効かない役人に限って、法律の上手な抜け道や使い方を知っているし、親しい者にだけ融通を利かす。結局、人間の心根の問題です。
いま、日本を襲っているのは、ゴジラやガメラやキングギドラやモスラやエイリアンのように見えないけれど同じような破滅的な力を持った怪物です。1000万人が餓死したようなおぞましい時代が戻ってくるかもしれない事態。国家の土台が変わっても、痛みを分け合っていかなければ。
私は、発生当初から同じ思いです。あらゆる情報を公開し、チェルノブイリやビハール州のウラン鉱山近くで生まれた、目を背けたくなるような哀れなご家族や子どもたちの写真をテーブルの上に置きながら、対策を議論して欲しい。
幸せは、何かを捨てないと得られないことが多い。いま、私たちは、何を捨てられる?被災地の人たちにだけ捨てることを強要するのではなく、日本中、世界中の人と一緒に、何かを捨てられるのか、捨てるべきか考えなければ。
捨ててこそ、浮かぶ。浅瀬に乗り上げた船も、詰め込み過ぎた荷物を捨てたら浮かぶよ。
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