実は、今回この村を訪問することは決まっていなかったのです。「どこかの村に訪問できるようにします」と現地の旅行会社に言われていました。はじめての旅行会社で、その村の名前も伝えていませんでした。
現地に行き、ドキドキしながら眺めていると、7年前に訪れた時と同じ風景がバスの窓から見えました。「まさか」と思いながらたどり着いた先こそ、まさにその村でした。
不思議に、こうなるのではないかと思っていました。その村を訪れることになると感じていました。ですから、万が一そうなった時のために、準備をしていきました。
それがiPadでした。7年前に訪ねた時の写真を入れて、村人の人たちに見てもらいたいと思っていたのです。みんなが集まってくれた時、子どもから大人、ご婦人方にまで、それを見せました。
すると、何人もの人たちが「これ私よ」「あっ、こいつ知ってる」「あら、あなたよ」と大盛り上がり。一瞬にして遠くの国から来た部外者の私たちとみんなの距離が縮まり、親しさを感じてくれたように思います。
そんな中、一人の青年の写真を見て、みんなが大きく盛り上がりました。それが、この写真の男の子です。すでにブログに書きましたが、7年前の少年は英語が少し話せる立派な青年になっていました。あの頃の、明るい笑顔も一緒で、とても嬉しくなりました。彼と話ができたこと。本当に、うれしい。7年の時間が、信じられません。自分も年をとったのだろうけど、本当に、大きくなりました。
なんとか、この村との接点を持って、末永いご奉公をさせていただきたいと思っています。何より嬉しかったのは、この厳しい環境の中で彼が英語を身につけていたこと。
ご信心を伝えることと、教育の機会を与えることが、インドを救う絶対条件です。教育だけでは、いくら学校を建てても意味がないのです。なぜなら、カーストによって彼らのチャンスは限られているから。平等のチャンスを与えてあげることに尽力しなければ。
とにかく、7年ぶりに再会できて、とても嬉しかった。深い、深い、ご縁を感じました。
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