これまで数万円の経費削減を積み重ねるために協議していましたが、突如佛立会館新築という10億円規模の事案が宗会で決議され、これを如何に上記3点の命題に合致させたものとするか提言しなければなりません。つまり、経費の削減、業務の効率化、将来性の追求(減価償却を含めた永続的な管理や発展性)。さらに、「事務所」に巨費を投じる時代ではありませんから、宗門のご弘通に寄与する建設物とする命題があります。建物でご弘通は出来ませんから、多くの課題があります。
私は、一宗門人として、この時期の新築には反対の意見を述べてきました。しかし、宗会で議決され、宗務員であることから、ご奉公の責務を果たさなければなりません。それは、貴重な浄財を投じる大事業に、先述した3点を専門家と共に検証・提言することです。
提言すれば提言したで「好き勝手にやっている」などの批判も受けますが、そんな次元にいても仕方ないので、粛々とご奉公したいと思います。決裁は、その責にある方々のご判断です。とにかく、恣意的ではなく、情実も私利もなく、客観的で、レベルの高い、社会的な検証にも耐え得る、情報をお上げすることが大切。もし、一つでも逆の要素があれば、存在価値はなく、ご奉公の任に当たる資質や資格がないということです。
そんな当たり前のことを、再確認しないと。そんなわけで、今日は京都です。
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