2011年5月14日土曜日

「小善」と「大善」

スリランカにはないのに、インドにあるもの。それは哀しい物乞いの子どもたち。

どんな場所に行っても、観光客についてきてしまいます。かわいいし、かわいそうだと思って彼らにお金を渡すと背後にいる悪い大人、マフィアなどが私腹を肥やし、さらに哀しい子どもたちが増えてしまうとも言われます。

あまりの人数に、全員に行き渡らない場合は大きなトラブルになります。まさに、「小善」と「大善」を思います。「小善」は配慮がなければ時に悪となる。
だから、何とか「大善」を思って「小善」を思い止まることも必要なのです。

バスに乗る前の気持ちは、本当に複雑です。物乞いの子どもたちに、申し訳ないような。ただ、だからこそ、もっと本質的に、彼らを救うために力を尽くさなければ。さらに哀しい子どもたちを増やしてしまうことに加担などしたくないのだから。

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