2014年9月11日木曜日

ドッキリしましたー

今日は大谷高校の学生の皆さまが、校外授業として京都佛立ミュージアムに来館してくださいましたー。

大谷高等学校ー。真宗大谷学園の大谷高校の皆さまが佛立ミュージアムに来てくださるなんて、こんなすてきな機会はありません。

「ブラジルと仏教展

目下、現薫師はブラジルですから、私がご奉公させていただくことにいたしました。

妙深寺の朝参詣を中座して駆けつけましたが、やっぱりご奉公させていただいてよかったです。

高校3年生。

40名ー。

先生もお二人。

オープニング映像からエンディング映像まで、観ていただきました。

時間が限られていたので、途中で私が説明させていただきました。

コーヒー袋、持ち上げてくれていましたー。やっぱり重たいですよね。あのコーヒー袋を運んでいた日本人移民のすごさ。感じてくれたなら有難い。

平野コロニアには門徒の方がたくさんいて、今でもお寺が建っています。護っておられるのは森部ツネノリさん。優しいお方で、私が4月に訪れた時も丁寧に説明してくださいました。

平野コロニアはマラリアによって一年で80名もの方が亡くなるという、大変痛ましい出来事がありました。お寺の中には追悼碑が建立されています。

少しだけ、このお話もさせていただきました。

そして、日水上人。

エンディングも、ブラジルの御講師方のインタビュービデオも、観てくれて、本当に、ありがとうございました。

感激でした。

大谷高校の皆さまに、ブラジルのこと、ブラジルと仏教のこと、日水上人のこと、本門佛立宗のことをお話し出来て、本当によかったですー。

しかし、帰り際、すてきな先生方から大変なことをお聞きしましたー

「大谷高校の母体は東本願寺なのですが、次の門主さんはブラジル生まれの、ブラジル育ちの方なんですー」

全然知らなかったー。

ちょっとショック。

みなさんが帰られた後、ちょっと調べてみました。

なるほどー。

そういうことなのですねー。

あちらは血縁で後継の門主を選出するということですから、後継の門主を選ぶに当たって、辿ってゆくとブラジルに移民された方がいて、その方しかいなくなったということらしいです。

前向きな、積極的な選出であったとしたら、すごいなー。

どうも違うようですが、開化第一の本門佛立宗が、あちらに先を越されたように感じてしまいましたー。

ブラジル生まれ、ブラジル育ち、学校もブラジルでブラジルの学校を卒業した日系ブラジル人が、東本願寺のトップ、門主になるとは。

まだ、本門佛立宗ブラジル教区には宗会の議席もないのに。

早くそういう整備をしなければならないと思っていたのに、反対意見もあって進まなかったのですよね。

生きている間に、外国人の宗務総長や、外国人のご講有が誕生したら、すごいなー、と思っていたので、完全に「やられたー」と思いました。

内実はちょっと違うみたいだけど、大谷高校のみなさんが「ブラジルと仏教展」に来てくださって、喜びと、驚きと、交差しましたー。

ブラジルー。

いろいろな意味ですごいなー。

あー、ドッキリしましたー。

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