2016年3月19日土曜日

さくらのつぼみ



目下、明日のお彼岸の準備ご奉公が進められています。
明日も、精一杯、ご奉公、御法門をさせていただきます。
自分に出来ることを、精一杯。
正直に申し上げると、僕は、20数年前に、もう僕たちの信仰はダメなんじゃないかと思うことがありました。
組織として、硬直し、腐敗し、佛立の流儀は有名無実になっていると思いました。
『佛立魂』という自費出版の本に、ジェファーソンが言ったという「あらゆる組織は腐敗し、あらゆる権力は腐敗する」という言葉を引いて、無念に思っていました。
そういう危機感は、今も変わらず持ち続けています。
「清き流れ」というならば、私たちには責任があります。
何度も諦めかけながら、何年間も何が進むべき道か悩んで過ごしました。
そうした悩みの無い人を羨み、同時に無責任だと思いながら、このままでは、いずれ尊い火が消えるという危機感を抱いていました。
そして、先住に、再び命がけのお折伏をいただき、お懺悔の中で気づいた道がありました。
それは、衰退や腐敗の悪者探しをするのではなく、とにかく、ご弘通ご奉公の実践、自坊はもちろん、自分に与えられたお役目を果たしてゆくという、当たり前の道でした。
いま、とても、ありがたく思っています。
とても長生き出来るような生き方ではありませんが、自坊でも、海外でも、甲斐のある、価値のあるご奉公がさせていただけているように思い、心がいっぱいになります。
習い損じの、見かくし、聞きかくし。
まだまだ改良点は多々あるはずです。
しかし、やっと、本当に大切なことが明らかになる時が来ます。
大変な問題と、素晴らしいご奉公は、表裏一体です。
明日は、妙深寺の平成28年度 お彼岸の総回向、そして妙深寺さくら霊園の開園式です。

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