2016年7月16日土曜日

お看経の味

昨日は比較的涼しかった京都です。

今朝は長松寺の夏期参詣。

今日は京都佛立ミュージアムで増沢先生の特別講義があり、明日は本山宥清寺の開導会ですから、お参詣はひっそりしていました。

でも、開導聖人の祥月ご命日の御逮夜ですから、御題目を噛み締めるようにお唱えさせていただき、重ねてご宝前にご病気の方や入院中の方々のご祈願をさせていただきました。

本当に、お看経は、ありがたいです。

お看経中は何も考えないように御題目をお唱えさせていただきます。

考え事をするためにお看経をするのはアウト。

しかし、そのようにお唱えさせていただいていても、実際には机の前で考え事をしているよりも思考がスッキリとクリアになり、言上させていただいた心の軌道を真っ直ぐ描くように、心と気持ちがまとまってゆきます。

これが、口唱の妙味、妙不可思議な味わいというもの。

やってみたいと、味わえないんです。

穏やかな麩屋町の朝のお看経を終えて、妙深寺のUstream中継を見ながら御法門を聴聞させていただきました。

京都、横浜、長野を結び、さらにスリランカ、インド、ネパールを結んで、み仏の教えをいただく有難さ。

世界の恒久平和のためにも、しっかりしなければ。

信心強けれど筋わろし。筋よけれども信心弱し。

こういう難しさ。

偏狭陶酔の人は声が大きく、平衡感覚のある知的な人の声は小さい。

難しいものです。

仏教は「自覚の宗教」ですから「癖」を知ることが第一。

人間の癖。

自分の癖。

親の癖。

子の癖。

いい癖なら別にいいけれど、悪い癖なら向き合って、直さなければなりません。

癖は、なかなか自分で気づかないから、癖。

その癖を知って、直すのですね。

人間たちの癖。

トルコ、大丈夫でしょうか。

今日は、恐るべき児童虐待の事例を引きながら、子育てについて考え、佛立寺院が果たし得る役割、可能性について学びます。

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