7月がスタートした。体調も万全、ご奉公への意欲が身体中に行き渡っている。
毎月1日は10時から「月始総講」が奉修される。月初めの御総講で、一ヶ月のご奉公の方向性や寺報、役中テキストの配布などをさせていただく。
最近の月始総講には若い方々もたくさんお参詣されるようになって、今月の本堂はまさに満タン。自分で振り返っても驚いた。「これは御会式じゃないか」と思うくらい、本堂からお参詣者が溢れていた。後で聞くと、御会式の時に使うプラカードを持ってお看経中に「イスを4人がけにして下さい」とお願いして廻ったとのこと。有難い悲鳴だ。清康師に聞いてみたら、本堂玄関にも靴が溢れていて、あれだけ靴が溢れていたのははじめてとのこと(御会式の時にはビニールでお参詣者は自分の靴を持って上がるため)だった。
7月の寺報が完成した。
今月も編集責任者の清従師云く「最高の出来です!」って。毎月言っているのだが、素晴らしい。本当に良い、内容の濃い寺報になっている。こういうご奉公を、積み重ねて積み重ねて、晴れてご弘通発展を実感できる日が来るだろう。最初は雲をつかむようなご奉公で、「こんなのを一生懸命にやったって意味がない」「字が小さくて読めない」「3ヶ月続いたら良い方だ」などと言われていた。確かに、目に見えて「やった」と思える成果・結果のあるものではない。寺報に書いてある内容だけで信心しようと思う人も、この時代には少ないだろう。
しかし、寺報の内容も「ご信者さんを主役に」という思いで、あるいはご信心に縁の遠い方にも分かりやすく、興味が湧くように、と話し合いながら、約7年間続いてきた。毎月、本当に編集作業は血の出るような苦労があり、なかなかアイデアが湧いてこないこともあって、巻頭言などは文才の無いことを思い知らされながらやっているのだが、修行の甲斐があって自分もこの寺報に成長させてもらったと思える。ぜひ、妙深寺の全ご信者、妙深寺の所属では無い方々にも定期購読をしてもらいたい。妙深寺へメールを送っていただければ対応したいと思っている。
今月は夏期参詣の月、開導会の月。13日から夏期参詣がはじまり、もうお寺の中は臨戦態勢である。夏期参詣中は婦人会さんと各教区の方々が交代で朝の御供養(朝ご飯のことです)を作って下さる。お参詣者は、その御供養をいただいて、学校に仕事に向かう。
朝は6:30から夜は22:00まで(これは何も夏期参詣に限らず、普通の日もそうなのだが)お寺は誰でもお参詣できる。特に夏期参詣は、「耐熱参詣」「耐暑参詣」とも言って、一年の中で一番暑い時期に一ヶ月のお参詣をさせていただく「夏期修行」でもある。
妙深寺は7月13日から8月13日までなので、万難を排して、自分でしっかりと目標を定めて、夏期参詣に挑戦してもらいたい。7時と8時に御法門がある。また、DVDがあるので、間に合わない方はお供水場の前でDVDを使って御法門聴聞が出来るようにさせていただいている(だからって、間に合わなくて良いということではありませんよ)。
ひろし君もロスへの出張があるということだが、スケジュールを夏期参詣前日に帰国できるようにわざわざ変更して、次の日から夏期参詣に一ヶ月開門参詣すると張り切っている。すごい男だ。
また、7月21日、22日は、妙深寺の開導会。「開導会」とは「佛立開導日扇聖人」の7月17日の祥月ご命日の前後に奉修させていただくもので、報恩の思いを込めて盛大に開かせていただく。奉修御導師は福岡御導師である。うわー、もうこれだけですごい。ありがたーい!(キャーという声も妙深寺内では聞こえるくらいである)
これこそ、万難を排して、お参詣させていただかなければ勿体ない。毎年、御導師には御会式での御唱導をお願いしているが、今年はこの勢いを御導師にご覧いただきたいと思う。
寺報の裏表紙には、開導会のポスターを用意させていただいた。インドでのご奉公されていた時に撮影した、御法門中の福岡御導師のお顔。真剣そのもので、私は気に入っている(こういう言い方は失礼かな?)
しかし、こういう写真に、我が妙深寺の福岡御導師のファンは「キャー!」と歓声を上げるのである。なかなか、住職としては複雑な心境ではあるが、ちょっと高齢の方が多いので、御導師、どうかよろしくお願いします(笑)。
2007年7月3日火曜日
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